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来阪するインバウンド客に向けて、G20大阪サミット開催に伴う交通規制など周知徹底。関空などでカード配布へ

2019.06.21

関西地域では6月28日、29日に行われるG20大阪サミット(首脳会合)で、20カ国の代表者のほか、招待国8カ国、国連などの国際機関の代表と関係者が前後期間を含め多数集まる。このような大規模の国際会議開催は日本初であり、メイン会場の大阪国際見本市会場(インテックス大阪)周辺のみならず、広範囲での厳重な保全対策と交通規制が予想される。2019年G20大阪サミット関西推進協力協議会では、この期間に来阪するインバウンド観光客の混乱を避けるため「インバウンド向けG20情報提供カード」を作成、関西国際空港で配布することとなった。

サミットの開催期間中に海外から大阪・関西を訪れる外国人旅行者が、交通規制、観光情報、防災情報などの関係機関ホームページにスマートフォンから容易にアクセスできるQRコードを掲載したカードで、英語・中国語繁体字・韓国語の多言語で印刷されている。携帯しやすい名刺サイズのカード表には、サミットの開催日時の下に「6月27日から30日まで交通規制が行われる場合があります」と3カ国語で表示。中央には、保安検査、空港情報、南海とJRの電車情報、高速船、大阪観光案内、防災などの9種類のピクトグラム(視覚記号)と裏面のQRコードへ注意を促すメッセージがあり、裏面は各コードとサミットの公式ウェブアドレスが配置されている。

6月24日には大阪出入国在留管理局の協力を得て、第1ターミナルビル1階国際線の到着口にて大規模な配布活動を行う。また22日から30日までは空港内の要所でも配布を実施予定だ。大阪観光案内所などの空港外で訪日客の目に触れやすいポイント各所でも、情報をまとめた掲示板を設置する。

(やまとごころ編集部)

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