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【入門講座vol.2】インバウンド担当者が押さえておきたい情報収集法

2020.04.04

前回のコラムでは観光業界における「インバウンド」とは何のことか、そして政府が取り組んでいるインバウンド政策についての基礎知識をご紹介しました。今回はインバウンド担当者が日頃からチェックしておきたいサイトとデータをご紹介します。

インバウンドのニュースを読んで日々業界の潮流をつかむこと、そして政府機関が発表する調査結果のデータからインバウンドの動向を読み解くことが訪日客誘致の最初のステップとなります。

 

新任担当者がおさえておきたいニュースサイト3選

1)トラベルボイス

観光産業に関する最新情報やトレンドを伝える専門ニュースメディア。アウトバウンドや国内旅行のコンテンツも多いですが、インバウンドの記事も一定数あります。メルマガを登録すると、翌日から「今日のヘッドライン」を配信してくれます。

2)トラベルビジョン

旅行業界向けの最新情報を発信するオンラインメディア。「国内・訪日ニュース」というカテゴリにはインバウンドに関する記事が含まれています。

3)やまとごころ.jp

「やまとごころ.jp」では、インバウンドに特化したニュースをお届けしています。行政の方にとっても事業者の方にとっても有用な情報が満載です。まずインバウンド業界のトレンドを把握するために、記事のタイトルを見ることから始めるのも一つの方法です。

 

日本経済新聞、朝日新聞など大手新聞社のサイトでも「インバウンド」「訪日外国人客」というタグやカテゴリをつけて記事を配信していますので、ぜひチェックしてみてください。また、Google アラートでキーワード検索をすれば、多くのインバウンドニュースに直接アプローチできるのでおすすめです。

 

訪日客の動向を知るのに役立つデータ3選

1)訪日外客数 by JNTO(日本政府観光局)

日本を訪れた外国人旅行者数を、最速で世に出しているのがこのデータです。毎月15日~20日頃に、JNTOが速報値を発表しています。国籍別にも数値を出しているので、月ごとの数字がどう変化するかなど、インバウンドマーケット全体の傾向や、各国や地域のトレンドの変化を掴むのにおすすめです。

2)宿泊旅行統計 by観光庁

日本を訪れた外国人が日本のどこに宿泊しているか、都道府県別のデータが見られることが最大の特徴です。国籍別のデータも取っているので、まずは、自社の施設がある都道府県に最も宿泊している外国人はどこの国籍の方なのかを調べてみましょう。なお、このデータでは、外国人だけでなく日本人の宿泊統計も発表しているので注意してください。

3)訪日外国人消費動向調査 by観光庁

外国人旅行者の行動からトレンドを細かく知ることが出来る貴重なデータです。日本には誰と来たのか、団体旅行か個人旅行かといった旅行手配方法や、日本のどこを訪問し、何にどの程度お金を使ったかなど、旅行前~旅行中の動きをつぶさに把握することができます。 四半期に1度更新しているこのデータをしっかりと読み込めば、国籍別の旅行者の特徴を掴むことができ、自社のターゲットを設定する際の手助けになります。

 

なお、上で紹介した3つのデータは、「やまとごころ.jp」でも取り上げています。データは、コピー&ペーストで自由に利用できますので、ぜひ活用してください。

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