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トリップアドバイザー今秋の国内旅行トレンド発表、アウトドアや自然散策が人気。出発直前に予約の傾向

2020.09.23

トリップアドバイザーが、日本人旅行者への意識調査とサイトの利用状況のデータに基づき、今秋の国内旅行のトレンドを発表した。新型コロナウイルス感染症が引き続き流行している影響で、 観光業界の回復はチャレンジが続いている。しかし、全世界それぞれの国での国内旅行は、徐々に回復傾向にあるということだ。

秋のシーズンは2020年9月1日から11月30日を指し、この期間に国内での休暇計画を立てている人は旅行者の約3分の2の65%に上っている。また、この65%のうち、79%が9月に旅行を計画していることがわかった。新型コロナウイルス感染症の影響で、アウトドア関連の旅行がやはり人気であり、日本人旅行者の45%は、コロナの流行以前と比較して、ドライブ旅行やアウトドア・自然散策の旅行を検討する傾向にある。

人気の観光地としてはまず、長野県白馬村の国内宿泊予約に対前年比で最も回復基調があった。都市よりもアウトドア、温泉、自然散策に関心が集まり、旅行目的では「リラックス・リフレッシュできるところに行きたい」という声がトップだった。日本人を含む世界の旅行者が検討している宿泊日数をみると、55%が2〜5泊、36%が1泊で予約を考えている。また状況の変化を警戒してか、出発予定日から1週間を切った段階での予約を考えている人が多い。「安全第一」で、最も重要なのは「施設の安全性と清潔さ」と考える人が世界中の旅行者の68%に上ることがわかった。

日本人旅行者に人気の宿泊施設タイプは、ラグジュアリータイプや海の見えるホテルが需要回復してきている。ペット同伴できる宿や、ハイキング、ビーチが周辺で楽しめる施設も人気。また、日本人を含めた世界中の旅行者全体で、昨年よりも滞在費を抑える傾向にあるということだ。

2020年秋の日本人旅行者による国内行き先トップ10(宿泊予約の前年比率に基づく)は、次の通り。

  1. 白馬村(長野県)
  2. 熱海(静岡県)
  3. 志摩(三重県)
  4. 伊東(静岡県)
  5. 軽井沢町(長野県)
  6. 箱根町(神奈川県)
  7. 白浜町(和歌山県)
  8. 石垣(沖縄県)
  9. 神戸(兵庫県)
  10. 日光(栃木県)

(やまとごころ編集部)