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アリババ 独身の日セールで過去最高7兆円超の売上達成、世界中から25万超のブランド参加。コロナ回復に大きな一歩

2020.11.13

アリババグループは、11月1-3日及び中国で「独身の日」にあたる11月11日に行ったインターネット通販セール「2020天猫ダブルイレブンショッピングフェスティバル」の結果を発表した。

2009年よりスタートした同フェスティバルだが、現在は期間中の流通総額及び消費者動員数、出店企業数において世界最大のオンラインショッピングイベントとなっている。中国は新型コロナウイルス感染症の影響からいち早く回復に向かっている市場の1つであり、多数のグローバル企業やブランドが、アリババのエコシステムを通じて中国市場での売上拡大を図っている。

今年の「天猫ダブルイレブン」はコロナ禍からの回復を見据え、より多くの販売機会と露出を提供するため、例年の11月11日の24時間に加え、11月1日~3日(3日間)の2回に拡大して開催したところ、89の国・地域から過去最大となる25万以上のブランドが参加。そのうち、3万1000の海外ブランドが中国向け越境ECを通じて参加した。フェスティバルでの参加者は昨年より3億多い8億人以上となり、2回のセール期間中を含む11月1日~11日の流通総額は前年比26%増、過去最高となる4982億元(約7兆7200億円)を達成した。

セール期間延長の効果もあり、470以上のブランドが流通総額1億元以上を達成。また、ピーク時に毎秒58.3万件の注文を処理し、新たな記録を達成した。このことにより、アリババ・エコシステム全事業を挙げて推進し続けてきたデジタルトランスフォーメーションの価値が示された。

なお、中国向け越境ECにおける国・地域別の流通総額ランキングでは日本が1位となり、2016年から5年連続首位を更新した。

今回の天猫ショッピングフェスティバルのなかでも話題を大きく集めたのはライブストリームによる商品販売だ。企業によるものでは、ファーウェイを始めとする家電製品とエスティローダーなどのビューティが売上の高いカテゴリーとなった。