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航空サブスクサービス実証実験スタート。宿泊サブスク会員向け、日本全国10路線を対象

2021.07.30

昨今「サブスク」と呼ばれる定額サービスに注目が集まっている。サブスクリプション(subscription)の略で、元々は新聞や雑誌の定期購読という意味だが、最近では飲食店やアパレルなど様々な分野で、期間内定額制のサービスを提供する事業者が増えている。そんな中、KabuK StyleとJALとジャルパックの3社が、「航空サブスクサービス」実証実験を開始した。8月1日より参加者の募集を開始する。

KabuK Styleが提供している、毎月定額で世界中の宿泊施設に滞在することができる宿泊サブスクサービス「HafH」の会員を対象に、JALの航空サブスクサービスを提供することで、これまでの出張や観光旅行に加え、新しいライフスタイル・ワークスタイルとして注目されるワーケーションや多拠点居住など、密を避け好きな場所で働き、暮らすといったニューノーマルな体験価値を提案していく。

今回の実証実験は、新たな移動需要創出に向けた航空サブスクサービスに対するニーズなどを検証するため、データ収集を図る。HafH会員およそ300名を対象に、別途3万6000円を支払うことで参加することができる。

申し込み期間は2021年8月1日から11月16日までで、対象出発日は8月23日から11月23日まで。対象路線は、羽田発着、新千歳、釧路、山形、小松、南紀白浜、高知、長崎、宮崎、那覇、宮古間往復の10路線となっている。1往復分の航空券と1泊の宿泊を最大で3回まで利用できる。

今後は、この業務提携をもとに、目的地までのシームレスな移動・輸送を実現するMaaS事業におけるサービスおよびデータ連携に関する議論を行っていくという。