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【宿泊統計】2021年9月宿泊者数2243万人泊、パンデミック前の半減も10月は回復の見通し

2021.12.03

観光庁が発表した2021年9月の宿泊統計(第2次速報)によると、延べ宿泊者数(全体)は2243万人泊で、2019年同月比54%減だった。そのうち日本人延べ宿泊者数は2019年同月比で45.3%減の2215万人泊、外国人延べ宿泊者数は2019年同月比96.7%減の27万人泊だった。

なお、10月(第1次速報)は延べ宿泊者数(全体)が3290万人となり、五輪開催で人流が増えたといわれる今年の7、8月をしのぎ、GoToトラベルが実施されていた昨年10、11月に次ぐ多さになると見られている。

都道府県別の延べ宿泊者数では、東京都が274万3470人泊(2019年同月比58.4%減)で1位。以下、北海道、大阪府、神奈川県、千葉県がトップ5となった。ここ数カ月、2020年同月比ではプラスの都道府県が多かったが、9月は東京都(11.8%増)と大阪府(4.0%増)を除くとすべてマイナスで、広島県(50.1%減)は半減だった。

国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、1位がアメリカで2月より8カ月連続。ついでフィリピン、中国、インドネシア、ベトナムとなり、この上位5カ国で全体の48.3%を占める。

観光庁が11月12日に発表した主要旅行業者45グループの9月分の旅行取扱状況速報では、総取扱額は対前年同月比では102%の微増も、対2019年同月比は21.6%の934億5905万円だった。

海外旅行は対前年同月比198.6%(対2019年同月比3.3%)の57億5480万円、国内旅行は対前年同月比94.8%(対2019年同月比35.3%)の836億2441万円、外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド向けの旅行取扱い)は対前年同月比803.2%(対2019年同月比18.5%)の40億7983万円だった。