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2021年 国内の人気温泉地ランキング、土砂災害を乗り越えた熱海が8年連続で1位に

2022.01.17

楽天トラベルが、2021年1月1日~12月31日の間に、宿泊人泊数(=宿泊人数×泊数)が多かった温泉地をランキング形式で発表した。

1位: 静岡県 熱海温泉(前年1位→)

静岡県「熱海温泉」は、2021年熱海市で発生した土砂災害の影響を乗り越え、8年連続1位を獲得した。「熱海温泉ホテル旅館協同組合」は、被災地域の瓦礫撤去や住民への物資運搬作業などを積極的に支援し、県内からの宿泊人泊数が前年同期比+68.7%(約1.7倍)と伸長した。老舗の温泉宿や和菓子店と他業種がタッグを組んだスイーツ店の開業が続き、様々なメディアで話題になるなど盛り上がりを見せている。

2位: 大分県 別府温泉(前年2位→)

大分県「別府温泉」も8年連続で2位にランクインした。大分県では、感染予防対策を講じている宿泊施設を対象とした割引キャンペーンの継続的な実施に加えて、大分空港が人工衛星の打ち上げ拠点に選ばれたことを受けて「宇宙人割」を展開するなど、ユニークさでも話題を集めている。また、昨年は新規開業やリニューアルした宿泊施設が相次ぎ、「楽天トラベル」登録宿泊施設の部屋数は2021年の1年間で600室以上増えた。

3位: 和歌山県 白浜温泉(前年4位↑)

3位の和歌山県「白浜温泉」は、2020年7月から継続的に行っている県内旅行促進キャンペーンがランクインに寄与した。同県民の前年同期比は+65.8%(約1.7倍)と、コロナ下でも2年連続で堅調に伸長し、本ランキング8年目にして初のトップ3入りを果たした。また、白浜温泉で例年開催される花火大会の日程を分散して混雑を避けるなど、コロナ下でも工夫しながらイベントの再開を図っている。

4位: 群馬県 草津温泉(前年3位↓)

豊富な湯量を誇る標高約1200mに位置する草津温泉が第4位となった。草津のシンボル的存在の「湯畑」をはじめ、草津名物の「湯もみショー」で有名な「熱乃湯」など、昔ながらの温泉雰らしい見どころが多い一方、湯畑から徒歩3分ほどの所に、手湯や顔湯などが整備され、カフェなどが新たに誕生している。

5位: 栃木県 那須温泉(前年5位→)

開湯1300年以上とされる歴史ある温泉地でありながら、高原のリゾート地としても人気のエリアで、多彩なレジャーが楽しめるのが魅力。

6位: 栃木県 鬼怒川温泉(前年7位↑)

江戸時代に発見され、当時は僧侶や大名にしか入湯が許されなかったという、鬼怒川温泉が前年から1つ順位を上げた。鬼怒川沿いの眼下に渓谷が広がる客室を持つ温泉旅館やホテルが人気。

7位: 北海道 函館温泉(前年6位↓)

北海道の南部に位置する人気観光都市「函館」の温泉だで、函館駅から徒歩圏内の駅近ホテルで温泉が楽しめ、観光の拠点にぴったりな宿が揃う。

8位: 静岡県 伊東温泉(前年8位→)

伊豆半島の東海岸、相模湾に面する風光明媚な伊東温泉は、2021年4月には、小室山の山頂に360度伊豆の絶景が見張らせるパノラマウォークMISORAが誕生し、併設されたカフェからも絶景を楽しめると注目を集めている。

9位: 神奈川県 箱根湯本温泉(前年11位↑)

箱根の玄関口に位置する箱根湯本は、都内から「ロマンスカー」で約85分のアクセスの良さが特徴で前年から2つランクを上げた。

10位: 宮城県 秋保温泉(前年10位→)

仙台市街地から車で約30分、名取川の渓谷沿いに開湯し1400年以上の歴史を持つ温泉地「秋保(あきう)温泉」は、伝統工芸やガラス・陶芸の工房が数多く点在し、アート作品が楽しめるほか、ワイナリー観光もできる。

11位から20位は以下。

11位: 群馬県 伊香保温泉(前年9位↓)
12位: 岐阜県 下呂温泉(前年12位→)
13位: 山梨県 河口湖温泉(前年16位↑)
14位: 神奈川県 強羅温泉(前年19位↑)
15位: 愛媛県 道後温泉(前年13位↓)
16位: 兵庫県 有馬温泉(前年15位↓)
17位: 三重県 鳥羽温泉郷(前年17位→)
18位: 岐阜県 飛騨高山温泉(前年ランク外)
19位: 兵庫県 洲本温泉(前年ランク外)
20位: 山梨県 石和温泉(前年ランク外)