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デジタル上で文化体験できるバーチャル日本博 アバター機能追加でメタバース空間へ

2022.02.28

文化庁は、2019年より日本の美の多様な魅力を国内外へ発信し、次世代に伝え、文化芸術の振興を図る日本博事業を展開している。2021年8月17日には、デジタルコンテンツによる文化体験空間「バーチャル日本博」をオープンし、全国各地でのリアル体験に加え、遠方からでもバーチャル体験が楽しめるようになっている。

2月24日16時より「バーチャル日本博」は、今話題のメタバースとして大幅にリニューアルされ、アバター機能が搭載された、没入感のある日本文化体験が可能になる。巨大な滝の上に設置された空間で、美術館のように美術や文化財などのコンテンツ250点以上を鑑賞できる「水のミュージアム」をはじめ、新たに、バーチャル日本博への来場者が最初に訪れる「メインスクエア」、森の中に点在するコンテンツや、古民家内に展示される20点以上のコンテンツを探索しながら閲覧できる「森のビレッジ」、舞台芸術や伝統芸能関連のコンテンツが80点以上が展示されている「木の芸術劇場」の3つのエリアを設けている。また、複数のアバターとの回遊も可能だ。

公開後は、久石譲氏の音楽と日本博の各プログラムを融合させた映像の公開や、2021年に国立新美術館で開催された企画展「ファッションインジャパン1945-2020―流行と社会」の特別ガイド映像などを鑑賞できるバーチャルライブツアーの開催、Vtuberによるスペシャルコンテンツ公開などを予定している。