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【訪日外国人数】2022年8月訪日客数16万9800人、前月より微増にとどまる

2022.09.22

日本政府観光局(JNTO)が9月21日に発表した2022年8月の訪日外国人数*(推計値)は、16万9800人だった。前年同月比は555%増、新型コロナウイルス感染症の影響が出る前の2019年同月比では93.3%減に相当する。

1カ月の訪日客数が10万人を超えたのは、4月以来5カ月連続で、7月よりは2万5300人増えた。観光客の受け入れを再開して3カ月目、夏休み時期でもあり訪日客数増加を期待したが、外国人観光客受け入れの効果はまだ見えてこない。9月7日からはパッケージツアーなら添乗員なしでも入国可能となったが、現状ではすべての外国人に対してビザ取得を求めており、個人旅行は解禁されていないため、一気に観光客が増えるのはまだ先のようだ。

8月の訪日客数を単純日割りで計算すると、1日5477人となり、6月から引き上げられた1日の入国者数上限2万人の4分の1程度となっている。なお、1日あたりの入国者数上限は、9月7日からは5万人に引き上げられている。

2022年1月から8月までの累計は82万1900人で、2019年比96.3%減(2020年比374.4%増)となった。

同日に発表された2022年6月の訪日客数(暫定値)は12万430人で、そのうち1万2405人が観光客**だった。訪日客数のうち観光客が占める割合が過去3か月は5%未満だったのに対し、6月は10%となり、倍増した。添乗員付きパッケージツアーの受け入れを6月から解禁したことによる。

また、9月15日時点の今後の外国人観光客新規入国希望者数(入国者健康確認システム〔ERFS〕への申請数)は合計で4万7591人、内訳は9月16日~30日:1万1701人、10月1日~31日:2万7883人、10月以降:8007人となっている。

訪日客数の伸びは低調だが、日本人のアウトバウンドは7月よりもさらに11万人増え、38万6400人となった。2019年同月比81.7%減で、前年同月比では485%増だった。3年ぶりに行動規制がない夏休みを迎え、海外旅行に出かける人が増えたものとみられる。欧米を中心に入国規制の緩和や撤廃をした国が増えており、昨年の夏休み時期と比べて渡航しやすくなった点も追い風となった。

8月の訪日数を市場別に見ると、トップ5はベトナムの3万3000人、韓国の2万8500人、アメリカの1万5800人、中国の1万2300人、フィリピンの7800人だった。ほとんどの市場がコロナ禍前の1~2割程度の人数にとどまっているが、唯一ベトナムだけはコロナ禍前の7割強まで戻っている。

*JNTOによる訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない

**この場合の観光客とは短期滞在の入国者から商用客を引いた入国外国人で、観光目的での渡航が認められていない状況下でも、統計上は一定程度の人数が「観光客」に振り分けられカウントされている。