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【宿泊統計】2024年8月外国人延べ宿泊者数2019年比39.5%増の1324万人泊。石川県で159.4%増を記録

2024.11.01

観光庁が発表した8月の宿泊統計(第2次速報)によると、外国人延べ宿泊者数は2019年同月比で39.5%増の1324万人泊だった。また、日本人延べ宿泊者数は同3.7%減の5174万人泊となり、合計した全体の延べ宿泊者数は同2.8%増の6498万人泊だった。延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は20.4%だった。

また、9月(第1次速報)の外国人延べ宿泊者数は、2019年同月比で44.4%増の1193万人泊、日本人延べ宿泊者数は同4.0%増の4214万人泊、合計した全体の延べ宿泊者数は同10.9%増の5407万人泊となる見込みとなった。

 

2019年比で石川県、福岡県が好調

都道府県別の外国人延べ宿泊者数では、東京都が448万1950人泊(2019年同月比86.9%増)で1位。次いで大阪府(214万4640人泊、同41.0%増)、京都府(133万4660人泊、同28.8%増)、北海道(84万8400人泊、同31.3%増)、沖縄(63万2600人泊、同19.6%減)と続いた。

外国人延べ宿泊者数を2019年同月との伸び率でみてみると、石川県が159.4%増でトップ、次いで福岡県100.8%増、東京都86.9%増、岐阜県84.1%増、愛媛県77.2%増だった。3月から100%超えの伸び率をキープしている石川県は、8月に最も高い伸び率を記録する結果となった。

三大都市圏(※1)と地方部の伸びを2019年同月比でみると、それぞれ50.0%増、20.7%増となった。地方部の伸び率は3月から一桁台で増加していたが、初めて二桁台の伸び率を記録した。

また、日本人も含めた全体の延べ宿泊者数(都道府県別)は東京都931万6120人泊(2019年同月比31.8%増)で1位。以下、大阪府、北海道、沖縄県、千葉県、京都府の順だった。

 

中国が引き続きトップ、19年同月比では韓国が134.5%と好調

国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、1位が中国(280万6910人泊)、2位が台湾(155万3570人泊)、3位が韓国(132万8580人泊)、4位が米国(87万5650万人泊)、5位が香港(68万1050人泊)となり、この上位5カ国・地域で全体の67.2%を占める。

2019年同月比では、中国、タイ、ベトナム、ロシア以外はすべて上回っている。特に韓国(134.5%増)、カナダ(121.2%増)、オーストラリア(93.9%増)で好調だった。

▶︎国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数(2024年7月[第2次速報])

また、観光庁が10月18日に発表した主要旅行業者43社・グループの8月分の旅行取扱状況速報では、総取扱額は対2019年同月比67.5%の3233億6190万円となった。

内訳をみると、海外旅行は同67.0%の1325億9180万円、国内旅行は同67.6%の1780億4703万円、外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド向けの旅行取扱い)は同70.7%の127億2307万円だった。2019年同月比では、海外、国内、外国人旅行のいずれも下回る結果となった。

※1 )三大都市圏とは、「東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫」の8都府県を、地方部とは、三大都市圏以外の道県をいう。

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