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九州を走る豪華列車「ななつ星」大幅リニューアル。茶室やサロンの設置でより上質な体験を提供

2022.04.11

JR九州が2022年秋より、豪華列車で行く旅「ななつ星in九州」の設備や運行コースを大幅に新しくする。クルーズトレイン「ななつ星」は、2021年にはアメリカの大手旅行雑誌、コンデ・ナスト・トラベラーでも「読者投票によるベスト列車旅」で一位に輝いており、世界的に人気のある、日本を代表する豪華列車だ。

今回のリニューアルでは、より豊かな「ななつ星」の車内体験を提供するため、茶室やサロンなどの新しい設備が登場する。今まで食事などをする車両だった2号車を、乗客同士の出会いや語らいなどが生まれる寛ぎ目的のサロンとし、また車内でのアクティビティの場としても活用する。もう一つの目玉は同じく2号車に設ける茶室で、クルーや特別に乗車する茶師から、九州各地の銘茶で点てたお点前をいただく趣向となっている。

全7号車のうち、2号車を刷新する。2号車は、ギャラリーショップとバーラウンジが新設される。九州各地の選りすぐりの工芸品を鑑賞・購入することができる他、オリジナルグッズも販売される予定だ。同じく3号車のバーラウンジでは、一人静かなひとときを過ごしたり、専属のバーテンダーやクルーと語り合ったり、車内でのより上質な時間を過ごすための特別な空間となっている。

乗車定員も、今までの最大14室30名から、最大10室20名とし、カスタマイズ性の高い旅を提案する。3泊4日の運行コースには霧島・雲仙の2コースを用意し、1泊2日コースでは初めて、南九州を走行する予定となっている。