用語集
知床
北海道の東端にあるオホーツク海に面した知床半島と、その沿岸海域を指す呼称。知床半島の山間部には、エゾマツやトドマツ、ダケカンバなどの原生林が深く茂っており、山頂部には、知床半島の固有種であるシレトコスミレなど、高山植物群落が見られる。また、エゾシカ、ヒグマを代表とする野生動物が多く生息し、国の天然記念物であるエゾシマフクロウ、オジロワシなどの野鳥類も豊富である。沿岸域にはアザラシ、トドなども生息する。希少種が存在することや、原始的な自然景観が残る秘境として、半島中部から先の山岳部と海岸部が1964年に知床国立公園に指定され、その後、2005年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録が決定した。
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