用語集
紀伊山地の霊場と参詣道
和歌山県・奈良県・三重県にまたがる、寺院や参詣道(熊野古道、大峯奥駈道、高野山町石道)などの総称。2004年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。紀伊山地は、神話の時代から神々が鎮まる特別な地域と考えられていたため、仏教伝来後、仏が持つような能力を拾得するための山岳修行の舞台となった。その結果、紀伊山地には「吉野・大峯」、「熊野三山」、「高野山」の三つの「山岳霊場」とそこに至る「参詣道」が生まれ、日本の宗教・文化の発展と交流に大きな影響を及ぼした。
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