開催日時

2023年3月20日 (月) 10:00〜12:00

概要

新たな「観光立国推進基本計画」でもキーワードの一つに挙げられている「持続可能な観光」。考えられる取組は多岐に亘っていますが、今年度、TCVBでは 共同研究*として「脱炭素」「マーケティング」「バリューチェーン」の３つの異なるポイントから、パートナーと共に検証しました。
本カンファレンスでは、各テーマの研究成果を皆様にご報告するとともに、一部ゲストを交えたトークセッションを実施、質疑応答のお時間も設けます。皆様のご参加をお待ちしています。（詳細はこちら）
　

*（公財）東京観光財団（TCVB）では、これからの観光課題について、民間事業者等と共同で調査・研究を行い、その成果や得られた知見を広く共有・発信する取組を行っています。

プログラム

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セッション① マーケティング（主催挨拶後10:10～10:45）
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『「サステナブル」を軸にインバウンド旅行者の誘客を促進できるか』
【共同研究パートナー】じゃらんリサーチセンター

登壇者：じゃらんリサーチセンター　研究員　松本百加里氏

世界的に関心が高まる「サステナブル・ツーリズム」だが、誘客につながる観点と、受け入れや地域マネジメントに必要な観点は異なる。本研究では、Slow/Rural/Eco/Made in Tokyo等のキーワードを中心に都内のコンテンツをマニュアル化し、主に欧米豪のミドル富裕層を対象とした旅行会社へ綿密なヒアリングを実施。欧米豪のインバウンド客が旅行計画を立てる際、サステナブルな旅行体験等がどれほど誘客のフックになるのかを検証。彼らにはどのようなコンテンツが刺さるのか、受け入れ側はそれをどのように発信したらよいのかを深掘りする。
　

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セッション② 脱炭素（10:45～11:25）
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『東京都内・東京を起点とした「脱炭素旅」の検証』
【共同研究パートナー】一般社団法人JARTA

登壇者：一般社団法人JARTA 事務局／井上ゆき子氏・月江潮氏
ゲスト：株式会社日本旅行 ツーリズム事業本部 西日本国内旅行事業部関西企画仕入センター　出間亨祐氏

国内外の各業界で加速する「脱炭素」の取組。観光業界でも環境負荷軽減への各種取組がこれまで以上に意識されている。そもそも、都内を旅行する際に、旅行者はどの程度CO2を排出するのだろうか。本研究では、観光部門として脱炭素にどう貢献できるかを考えるにあたり、東京及び東京を起点とした京都への旅行の移動にかかるCO2排出量を、既存の各種算定ツールで可視化し、交通手段によりどのような違いがあるかを検証した。
（後半には、カーボンオフセットを取り入れた商品を販売する株式会社日本旅行のご担当者もお迎えし、現状と課題についてお話いただく予定です。）
　

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セッション③ バリューチェーン （11:25～12:00）
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『東京の観光バリューチェーンによる経済波及効果』
【共同研究パートナー】株式会社ワールド・ビジネス・アソシエイツ

登壇者：株式会社ワールド・ビジネス・アソシエイツ　チーフ・コンサルタント　丸山芳子氏

観光は裾野が広いと言われる産業。宿泊施設、旅行会社、交通事業者や大規模イベント施設などが観光事業者としてイメージされ易い一方で、そうした業種に間接的に関与しているその他の業種はイメージされにくい。ただ、「持続可能な観光」は、企業・団体単体ではなく、その取引先や地域などが連携して推進する必要がある。本研究では、こうした間接的に観光に関与している業種まで含めた、観光産業の付加価値創造の連鎖を「観光バリューチェーン」として可視化し、今後の連携の在り方を探っていく。

ファシリテーター：公益財団法人東京観光財団 総務部次長兼企画調査担当課長　田所明人

主催

公益財団法人東京観光財団