インバウンドセミナー・イベント
ASEANのサステナブル観光を牽引するタイの国家戦略 〜地域資源を最大限に活かしつつ国際的な評価を獲得する手法〜

開催日時
2026年4月2日 (木) 16:00~17:00(日本時間)
概要
観光立国として知られるタイは今、単なる外貨獲得の手段としての観光から、地域の誇りと環境を守りながら自立したコミュニティを育む「持続可能な観光」への転換を国を挙げて加速させています。
第5回目となる今回は、タイ政府指定地域持続可能な観光推進機構(DASTA)の副総裁、チュウィット・ミッチョブ博士(Dr. Chuwit Mitrchob)をゲストに迎えます。タイのASEAN戦略策定にも携わったチュウィット博士は、世界持続可能観光協議会(GSTC)の基準をいち早くタイの観光開発に統合し、国際基準に基づいた観光地マネジメントを推進してきた第一人者です。
本ライブでは、DASTAが推進する「コミュニティ・ベースド・ツーリズム(CBT)」の成功事例や、スコータイをはじめとする都市をユネスコ創造都市へと導いた戦略、タイ観光の変革プランなど、地域資源を最大限に活かしつつ国際的な評価を獲得する手法について伺います。
■行政主導で実現する、持続可能な観光地経営
DASTAは、特定の指定地域において持続可能な観光を推進するタイ政府独自の組織です。チュウィット博士は、いかにして行政がリーダーシップを発揮し、国際基準(GSTC)を現場の事業者に浸透させ、地域全体の競争力を高めてきたのか、その「DASTAモデル」の本質を語ります。
■地域の誇りを価値に変える「CBT」と「創造都市」
単なる観光開発ではなく、文化・工芸・食といった地域固有の資産をどう再定義し、国際的なブランドへと育て上げるのか。ユネスコ創造都市ネットワークへの加盟支援や、ガストロノミー(食)観光の事例を通じ、日本各地のDMOや自治体が応用できるブランド構築のヒントを探ります。
■ASEANの視点から見た、次世代の観光戦略
ASEAN地域全体の観光戦略を牽引してきた視点から、これからのアジアにおいて「選ばれる観光地」の条件とは何か。低炭素観光やクリエイティブ・ツーリズムの最前線を紹介しながら、日本の観光地への期待と提言を伺います。
セミナーで得られること
• タイ政府独自の観光地マネジメント組織「DASTA」の仕組みと役割
• 地域住民が主役となる「コミュニティ・ベースド・ツーリズム(CBT)」の成功の鍵
• ユネスコ創造都市や低炭素観光を通じた、地域のブランディング手法
こんな方におすすめ
• 自治体・DMOの観光政策担当者
• 地域資源(工芸・食・文化)を活かした観光開発を検討している方
• アジアにおける最新のサステナブル観光トレンドを知りたい方
登壇者
<ゲストスピーカー>
チュウィット・ミッチョブ(Dr. Chuwit Mitrchob)氏
タイ政府指定地域持続可能な観光推進機構(DASTA)副総裁
タイ観光スポーツ省傘下のDASTA副総裁を務める。元外交官であり、国家経済社会開発委員会(NESDB)の幹部として、タイのASEAN戦略の策定において中心的な役割を果たした。GSTC基準をタイの観光開発の枠組みに統合し、アジア・エコツーリズム・ネットワーク(AEN)の設立にも尽力。スコータイやペッチャブリーをユネスコ創造都市ネットワークに導くなど、政府・国際機関・学術界を横断して活躍している。
<モデレーター>
高山 傑 氏
一般社団法人JARTA 代表理事
株式会社スピリット・オブ・ジャパン・トラベル 代表取締役
カリフォルニア州立大学海洋学部卒。幼少、学生時代をアメリカで過ごした基盤を活かし、80か国700都市を滞在・訪問。海外の持続可能な観光をさまざまな観点から体験し学んだ上で、日本での普及に努め、持続可能な観光の国際基準の策定と評価については日本での第一人者となる。国内外の活動が認められ、国際的な観光機関の諮問委員や評議員として活躍中。Global Ecotourism Network(GEN)国際エコツーリズムネットワーク理事長、Asian Ecotourism Network(AEN)アジアエコツーリズムネットワーク創設者・諮問委員、アジア太平洋観光交流センター内サスティナブルツーリズムセンター諮問委員。一般社団法人JARTA代表理事、観光庁持続可能な観光ガイドラインアドバイザー、他。
プログラム(予定)
【第1部:対談セッション(英語)】
• DASTAの役割:タイ政府が「持続可能な観光」に特化した組織を作った理由
• タイの課題と今後:持続可能性向上に向けてこれまで最も困難だった課題は何か
• DASTAが2年間アジア・エコツーリズム・ネットワーク(AEN)を主催することになった経緯や日本が学ぶべきこと
【第2部:フリートーク(日本語)】
• タイの事例を日本の「地域おこし」や「DMO経営」にどう活かすか
• 参加者からの質問にリアルタイムで回答
主催・共催
主催:一般社団法人JARTA
共催:株式会社やまとごころ
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