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データインバウンド

【訪日外国人数】2018年４月は290万1000人　タイが米国を抜き訪日数５位に

2018.05.18

刈部 けい子

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日本政府観光局（JNTO）が発表した2018年４月の訪日外国人数は、前年同月比 12.5%増の290万1000人となった。これは2017年４月の257万9000人を30万人以上上回り、単月として過去最高となる。これまでの過去最高は2017年７月の268万2000人だった。

これで１月から４月までの累計は1051万9000人となった。これまでで最も速く1000万人を超えたことになり、今年中の3000万人突破が視野に入った。

訪日外国人数_グラフ_180518

市場別に見ると、台湾、タイ、フィリピン、ベトナム、インド、フランス、ロシアで単月として過去最高を記録したほか、韓国、中国、シンガポール、マレーシア、豪州、米国、イタリアで 4 月として過去最高を記録した。訪日客数のランクでは、４月にソンクラン（タイの正月）の連休があったタイが５位常連のアメリカを抜いて５位に入った。なお、香港はイースター休暇が３月末からとなった影響もあり、訪日客数は前年同月を下回った。

訪日外国人数_表_180518

伸び率では、ロシアが前年同月比37.3％と、昨年１月のビザ発給要件の緩和や航空路線の増便の影響で引き続き高い伸びを示した。ベトナムはチャーター便の就航や報奨旅行の増加、インドは１月からのビザ緩和の影響、フランスは継続した訪日プロモーションやテレビ番組での情報発信などで日本の認知度が高まった。

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