データインバウンド
未来の旅行に関する日本人の意識調査。身近な人と繋がる旅へのニーズ、Z世代で顕著に高まる
2021.03.08
世界最大級の旅行コミュニティプラットフォームを運営するAirbnb(エアビーアンドビー)は、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックが収束した後の旅行への意欲についてオンライン調査を実施した。調査は2021年2月4日~8日に日本全国の1,008人を対象に行なわれた。その結果、身近な人とつながりを求め複数回の旅行に出かけたいとする日本人旅行者の傾向が浮き彫りとなり、特にミレニアム世代のあとに続く18歳~24歳のGen Z(Generation Z)世代ではその傾向が顕著に表われた。
パンデミック収束後は旅行2回以上を希望する人が8割
まず、パンデミック後の初めての旅行で誰に会いに行くか、または誰とつながりたいかという質問に対し、家族と答えた人が44%と最も多く、次いでパートナーが19%、少人数の友人が19%、一人旅が13%、5人以上の友人が5%だった。ただ、世代別にみると、Gen Z世代では、少人数の友人が31%と最も多く、次いで家族が22%、5人以上の友人が20%と、友人との旅行意欲が合計で51%と高い傾向にあった。
また、旅行の回数について、1年に1回以上と答えたのは合計すると78%にのぼり、新型コロナウイルス感染症拡大中にできなかった旅行への高い意欲を示す結果となった。特にGen Z世代では、1年に1回が9%、1年に2~3回が50%、1年に4回以上が21%も存在し、合計すると80%と旅行意欲が全世代の中で最も高かった。

今年の旅行をすでに予約・計画中は1割強、年収高いほど積極的
2021年の旅行計画については、「すでに予約」と「計画中」を合わせると13%だった。「旅行をしたいが、まだ計画を立てていない」という層を加えると、全体の38%に旅行意欲がある結果となった。ただ、依然として39%が「2021年に旅行をするとは思わない」と回答しており、まだ消極的な層も一定数存在していることも明らかとなった。世代別にみると、Gen Z世代では「すでに予約」と「計画中」を合わせると22%にのぼり、平均より高かった。収入別に見ると、年収800万円以上で37%、1500万円以上で43%と収入が高いほど予約または計画中との回答が多い傾向が出た。

次回の旅行予算3万以上が半数、高い消費意欲が浮き彫りに
パンデミック後の最初の旅行にいくらかけるかについては、30,001円~50,000円が24%、50,001円~100,000円が18%、100,001円以上が10%と合計で52%が3万円以上を費やすと回答した。すでに旅行を計画している層では、68%が3万円以上を費やすと回答しており、旅行を計画していない層よりもさらに高い傾向も示された。一方、何度も旅行に出かけたいという旅行意欲の高いGen Z世代では10,001円~3万円が32%を占め、3万円以上を費やすと回答したのは40%に留まった。
また、「次回の旅行で宿泊施設を決定する際に、最も重要視するもの」としては、手頃な価格が65%、安全性や衛生規定がしっかりしていることが42%、心のこもったもてなしの心とアットホーム感が24%だった。この3項目はどの世代でも関心が高かった。
最も海外旅行に意欲的な層は「Gen Z世代」
旅行先については、自然に近い場所が40%と最も多く、次いで自分の居住地からほど近い、車で行ける距離内が32%、他県に住む家族や友人の家が23%だった。海外旅行は全体では17%だったが、Gen Z世代では2倍の34%が海外旅行に行きたいと回答し、海外旅行の意欲が全世代の中で最も高かった。
コロナ禍での人々とのつながりについては、「つながりはやや・非常に弱まった」と回答したのが全体では55%だったが、男女別では、男性で48%、女性で62%と差が出た。世代別にみると、Gen Z世代で66%、シニア世代で60%と全体平均を上回り、長引く自粛生活で孤独感を感じている様子がうかがえる。
今回の調査では、コロナ禍で人とのつながりが弱まっていると一番感じているGen Z世代が、実は海外旅行への意欲が全体平均の2倍もあり、複数回の旅行も計画している実態が明らかとなった。
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