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【訪日外国人数】2021年6月訪日客数9300人、引き続き低水準

2021.07.26

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日本政府観光局(JNTO)が7月21日に発表した2021年6月の訪日外国人数*(推計値)は、9300人だった。これは、新型コロナウイルス感染症の影響が出る前の2019年同月比では99.7%減に相当する。

これで、1月から6月までの累計は2019年同期比99.4%減の9万6300人となった。

2020年夏より段階的に再開されたビジネス往来だが、2021年1月14日以降はビジネストラック、レジデンストラックの運用が停止され、現在に至っている。また、ワクチンパスポートを用いた観光旅行を再開した国が一部あるものの、日本では観光目的の入国は引き続き認められていない。

6月の訪日数を市場別に見ると、中国からの2000人が最多で、アメリカが1200人、この2カ国以外は1000人を下回り、100人を割り込んだ市場も少なくない。各国・地域から日本への直行便は引き続き大幅な運休・減便となっている。

また、同日に発表された2021年4月の訪日客数(暫定値)は1万853人で、そのうち740人が観光客だった。

*JNTOによる訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない。

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