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小樽・札幌で「ロリィタ&カワイイ」に特化したモニタツアー

2013.08.21

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出典:やまとごころ.jp

観光庁の「タビカレ」プロジェクトに採択された78の一つに、小樽・札幌での「ロリカワ観光ツーリズム」がある。「タビカレ」とは、地域資源を活かして魅力のある観光地を官民一体で盛り上げ、ツアーの造成を目指すという国の事業。
今までの小樽・札幌にはなかった観光資源を開発し、新しいターゲットを呼び込み、将来は海外からの誘致も目指すという。

ロリカワとは、ロリィタとカワイイ文化を掛け合わせた造語だ。ゴスロリ愛好家だけでも全国100万人いるとの試算もあり、ロリィタリファッションでのティーパーティーや撮影会をするのが人気。小樽・札幌には明治開拓時代の西洋建築が多く残り、撮影会に適している。既存の資産を活用できるのだ。

札幌のファッション系の専門学校の先生や生徒が中心になって立ち上げたサッポロ・ロリータ・クラブがあり、さらに地元企業を巻き込み「ロリカワ観光ツーリズム推進協議会」を立ち上げた。小樽市や札幌市など官民一体の取り組みが評価され、観光庁の「タビカレ」にも選ばれた。アドバイザーに日本のポップカルチャーなど文化外交を提唱する櫻井孝昌氏を招いた。

まずは、認定ショップの選定など受入体制を整備し、国内需要を取り込む。海外については、新千歳空港に就航しているエリアを中心に力を入れて行く予定で、台湾、韓国、香港、シンガポール、タイといったあたりが有力だ。
10月18日から20日の3日間のロリカワモニターツアーが開催され、さらにブラッシュアップしていく。ちなみに、料金は羽田発のパッケージツアーで、一人4万3,000円だ。株式会社近畿日本ツーリスト北海道が主催する。

20日、「ロリカワ観光ツーリズム推進協議会」による観光庁での記者発表会および久保観光庁長官への表敬訪問をした。

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