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★訪日客の2017年消費額は4.4兆円、5年連続で過去最高を更新!

2018.01.17

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観光庁は16日、2017年の訪日外国人旅行消費額(速報)が前年比17.8%増の4兆4161億円に上ったと発表した。5年連続で過去最高を更新し、初めて4兆円を突破した。これには、2017年の訪日客数が前年比19.3%増の2869万人を超えたことが背景にあるとみられている。

国籍・地域別の旅行消費額では、中国が全体の約4割を占める1兆6946億円で首位に立った。次いで台湾が5744億円、韓国が5126億円、香港3415億円、米国2503億円の順となり、上位5カ国で全体の76.4%を占める結果となった。

訪日客1人当たりの旅行支出は前年比1.3%減となる15万3921円で、中国人観光客の 「爆買い」が話題となった2015年をピークに2年連続で減少した。国・地域別でみると中国が最も高く23万円、次いでオーストラリアが22万6千円、英国が21万5千円だった。費用別の消費額では、お土産などの買い物代が37.7%と最も高く、次いで宿泊料金が28.8%、飲食費が19.9%だった。

政府が掲げる「2020年に8兆円」の目標を達成するには、消費額を現在の約2倍に伸ばす必要がある。田村明比古観光庁長官は会見で、「訪日客数は堅調だが、消費額はさらなる努力が必要」とし、2018年は、観光資源のレベルアップや受け入れ体制の整備など、「一段とギアアップする年にしていかなければならない」と語った。

(やまとごころ編集部)

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