交通にマーケティングを掛け合わせ、地域や社会の課題を解決する移動ソリューションを提案するWILLER株式会社は、このほど、日本海側の地域力向上を目指し、開発した旅行ツアー商品を５月22日より順次発売していくと発表した。具体的には、金沢市内から加賀、能登などで日本海の食や観光地・文化を学び体験する日帰りレストランバスツアー、運転手付きのチャーターサービス「WILLERビーグル」を利用し、酒蔵や農園で食材を調達し調理するキャンプツアー、観光列車「丹後くろまつ号」で行われる地酒と食の王者決定戦「日本海SAKE-1グランプリ」などがある。引き続き、参画メンバーと連携しながら新たな観光コンテンツを開発、自社のバスや鉄道を活用し行きたい場所へ行くことができる観光交通の開発を継続して行う。

さらに、去年、新潟市、敦賀市、舞鶴市、豊岡市とWILLERが共同で発足させた「日本海縦断観光ルート・プロジェクト」に、新たに佐渡市、加賀市、長浜市が加わり、４月26日に自治体７市、企業および団体９社などが参加し創立総会を開催した。太平洋側のゴールデンルートに対抗し「人材育成」「観光交通」「情報発信」をテーマに、日本海側を縦断的に移動する旅行者を創出する独自のルートを開発、日本海沿線の経済発展を目指していく考えだ。

（やまとごころ編集部）