インバウンドニュース
★観光庁、コンベンションビューローの機能高度化に向けた支援都市を決定 MICEの誘致強化へ
2018.06.29
観光庁は、グローバルMICE都市とそれ以外の都市のコンベンションビューローの一層の機能高度化のため、国が費用の一部を負担する2つの支援事業を行う対象都市を発表した。コンベンションビューローとは、自治体や民間企業が構成する、国内外から国際会議などのMICEを誘致する活動を行う組織をいう。
グローバルMICE都市を対象にしたローカルホストサポーティングスキル強化事業では、京都市、愛知県名古屋市、仙台市、千葉県千葉市、広島市、北九州市の6都市が決定した。主な支援内容は、海外有識者によるトレーニング、及びコンサルテーションを通じた海外の学協会やローカルホスト等に対するコンベンションビューロー等の交渉力、コミュニケーション能力強化、支援対象都市の誘致における得票を高めるための具体的戦略策定手法の強化、などが挙げられている。
グローバルMICE都市以外のマーケティング 機能高度化支援事業では、富山県、奈良県が決定した。これは、海外有識者によるMICEブランド構築に向けたトレーニング及びコンサルテーション、自都市の地域資源の分析等に関するトレーニング及びコンサルテーション が主な支援内容となっている。
今後、対象都市に対し国として支援を行うことで、コンベンションビューローの更なる機能高度化を図るとともに、各都市の自律的な取組を促進していくとしている。
(やまとごころ編集部)
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