インバウンドニュース
★「徳島市 阿波踊り」がキャッシュレス化の実証実験 日本美食と連携してインバウンド強化へ
2018.08.07
徳島県徳島市 阿波踊り「秋田町おどりロード」は、インバウンド観光客に特化した飲食・旅行の「広告・予約・購入・決済」のオンラインサービス『日本美食(ニホンビショク)』を運営する日本美食株式会社と連携し、2018年8月12日〜8月15日に開催される「徳島市 阿波踊り」にて、隣接される飲食店向けに静的QRマルチスマホ決済を試験導入する。
訪日外国人観光客は「和食や日本のお酒を楽しみたい」「日本文化を体験したい」などの強いニーズを持っているが、これらのニーズを満たすお店を「探せない」「通じない」「払えない」という課題を抱えている。
一方で、飲食店や旅行事業者も「サービスを見つけてもらえない」「言語決済に対応できない」といった課題を抱えている。日本最大の盆踊りであり、日本文化を体験したいインバウンド観光客も多く訪れる「徳島市 阿波踊り」で、彼らが抱える「探せない」「通じない」「払えない」の課題解決を目指すべく、主に以下の3つの実証実験を行う。
1)日本文化をインバウンド向けに発信。祭り参加者とインバウンド観光客にスマホ決済を推進
2)静的QRマルチスマホ決済を飲食店に導入、キャッシュレス化の実施
3)盆踊り終了後もインバウンド観光客が増えることを想定した、決済インフラの整備
なお、日本美食は、「秋田町おどりロード」の飲食店での実証実験を皮切りに、徳島地方などに広く展開する予定だ。インバウンド観光客と飲食店など受け入れ側双方の課題を解決することで、訪日外国人観光客による消費拡大と地域の活性化を進めていく。
(やまとごころ編集部)
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