インバウンドニュース
★インバウンド重点テーマは、地域活性化、IT/データ活用、人材の育成! 政府、骨太方針・成長戦略を閣議決定
2017.06.15
政府はこのほど、臨時閣議を開催し、2017年の経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)及び、新たな成長戦略「未来投資戦略2017」を決定した。
骨太の方針では、消費の活性化のためには、新たな成長市場を創出することが大切としたうえで、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを見据えて観光・旅行消費の拡大を目指すことにも触れている。
未来投資戦略では、IoTやビッグデータ、人工知能(AI)、シェアリングエコノミーなどを取り入れて快適な社会をつくる構想「Society 5.01」の実現を目指すと言及。
観光関連分野については、主に以下の内容に重点的に取り組むとしている。
1.赤坂/京都迎賓館・桂離宮などの公的施設の開放、国立公園のブランド化、古民家再生や促進、ナイトアクティビティの強化などを推し進め、観光資源の魅力を高めること
2.民泊の健全な普及、宿泊産業のICTの活用、宿泊施設間の連携などを通じて、宿泊業界の改革を推し進めること、
3.ビザ要件の緩和や、旅行業法・通訳案内士法の改正を通じた着地型ツアーの造成、地域ガイドの養成、世界水準のDMOの形成を通じて、地方創生を推進する環境を整備すること、
4.都道府県別の入込客数や消費額の統計調査の算出とこういったデータの民間への開放を通じて、観光マーケティングの高度化に取り組むこと
5.観光関連の経営人材や専門人材の育成に取り組むこと。
(やまとごころ編集部)
詳細:
【首相官邸】「未来投資戦略2017-Society 5.0の実現に向けた改革-」について
関連インバウンドニュース
2024.11.18
2024年のベスト・ツーリズム・ビレッジ発表、55地域認定。日本は鹿児島と山形の2地域が選出-UN Tourism
2024.11.01
中国10都市で安全安心に関する意識と要望を調査。訪日客の災害時の不安や対応方法が明らかに
2024.10.21
2024年「世界の持続可能な観光地トップ100」発表。7年連続の釜石含む5地域入選、3地域がシルバーアワード受賞
2024.10.15
2023年の旅行・観光業界、CO2排出量減。持続可能な業界への成長を報告 ―世界旅行ツーリズム協議会
2024.08.29
「ジャパン・ツーリズム・アワード」第8回の受賞決定、持続可能性や地域産業の維持発展への取組を評価
2024.07.16
持続可能な観光に向けた「CopenPay」コペンハーゲンで開始、旅行者の環境に配慮した行動で特典を付与
2024.06.18
オーバーツーリズム対策で富士山五合目ゲート設置、登山者1人2000円徴収
2024.05.21
欧米豪、富裕層の西日本・九州への誘致目指し、広域連携「西のゴールデンルート」アライアンス設立