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阿寒DMO アドベンチャーツーリズムで訪日客誘致に注力
2019.01.15
豊かな自然を舞台に釣りやトレッキングなどのレジャーや、異文化の要素を組み合わせた体験型観光を楽しむアドベンチャーツーリズムは欧米を中心に人気が高まっており、世界で49兆円の市場規模を持つと言われている。阿寒観光協会まちづくり推進機構(阿寒DMO)は昨年、JTBなどからの出資を募り、阿寒アドベンチャーツーリズムを設立。今年から「グローバル・アドベンチャー・ツーリズム」と銘打ち、アイヌ文化と自然の共生をコンセプトにしたデジタルアートを活用した新事業に本格的に乗り出す。
第一弾として、アイヌ民族の伝統舞踊を上演している阿寒湖アイヌシアターを改装し、最新のデジタルアート技術を駆使した新たな演目を3月中旬から上演する。7月には夜の散策を楽しむ「フィールドミュージアム」をスタートさせる予定。阿寒湖畔の遊歩道に夜間、アイヌ民族のストーリーを盛り込んだデジタルアート映像を投映する。観光客は幻想的な世界を楽しみながら湖畔を散策することができる。新たに夜間のイベントを充実させることで、宿泊施設の利用増加や滞在期間の延長を狙う。
釧路市は訪日外国人の誘致を推進するモデル都市として国の「観光立国ショーケース」に認定されている。阿寒DMOは2020年に訪日客の延べ宿泊数25万人という目標を掲げ、日本ではまだ珍しいアドベンチャーツーリズムを目玉に訪日客の取り込みを加速させたい考えだ。
(やまとごころ編集部)
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