インバウンドニュース
2021年以降を見据え、外国人旅行者の充実した旅をサポートする「東京観光案内窓口」を募集中(PR)
2020.09.01
東京都では、東京を訪れる外国人旅行者が安心かつ快適に、そして今まで知らない新しく深い多岐に渡る東京の魅力に触れてもらえる旅を楽しめるよう、2016年から「東京観光案内窓口」(以下「窓口」という。)の設置を進めてきた。新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により、東京2020大会が延期になったものの、将来を見据え地域毎に観光情報を提供する「窓口」は引き続き国内外の旅行者にとって有益なものと捉え、2020年8月17日から新たに募集を行っている。
「窓口」では、多言語の観光パンフレット提供や、周辺地域の観光案内などを日本語や英語で行う。必ずしも観光案内を専業とする必要はなく、専任スタッフの常駐や専用のカウンターなども必要ないため、現在、都内のホテルや家電量販店、百貨店、駅など約330カ所が認定を受けて「窓口」を運営している。
「窓口」の認定を受けると、訪日客への観光案内や彼らとの円滑なコミュニケーションに便利な様々なツールも無償で利用できるようになる。訪日客が一時休止中の今の時期に、2021年以降に向けて多言語対応に利用できるサービスやツールを用意し、受け入れ環境を整えておけば、インバウンド客が戻ってきたときに、円滑なコミュニケーション、より一層きめ細やかな対応が可能になるであろう。
具体的には、以下のようなサービス、支援を受けることができる。
1.ホテル、レストラン、観光スポットなどが検索できる屋内型観光デジタルサイネージの貸与(日・英・中(簡・繁)・韓に対応)
2.都が加入するモニター付き多言語対応のコールセンターサービスの利用とタブレット 端末の貸与(日英中韓の他、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語、ベトナム語にも対応)
3.観光公式ガイドブック「東京トラベルガイド」の定期的無償提供(9言語10種類)
4.通信環境の整備や案内板の多言語化、手荷物預かり用の棚整備などの観光案内に資する「窓口」整備にかかった費用の補助(最大300万円、整備にかかった費用の2/3)
5.東京都の広報用ホームページでの施設掲出とPR
東京都内の観光関連団体、商店街、商工会、民間事業者など、100カ所程度募集しており、応募最終締切は11月27日。(書類整備に時間がかかる場合もあるので、早めの準備が必要)
詳細は東京都産業労働局ホームページまで。
「窓口」の話を聞いてみたい・相談をしたい方は、下記まで。
「東京観光案内窓口」広報・PR事務局(株式会社ファイネックス内)
E-mail:tokyo-madoguchi@finex.co.jp
TEL:03-6384-1471 担当/東京観光案内窓口事務局
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