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UNWTO「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」発表 北海道ニセコ町と京都美山町が選出を選択

2021.12.08

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国連世界観光機関(UNWTO)が12月2日、世界75カ国174地域から44の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」を発表した。日本からは、北海道ニセコ町と京都府南丹市美山町が選ばれた。

UNWTOによる「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」は、観光を通した文化遺産の促進と保全、持続可能な開発に取り組んでいる地域を表彰するパイロットプロジェクトで、2021年5月に始まった。地域の景観、知恵、生物・文化の多様性、産業といった、地域が持つ様々な側面の価値を高め、保護することにおいて、観光の役割を促進することを目指し、地域の優良事例を集めることを目的としている。

世界75カ国から174地域の推薦があり、UNWTO本部が「文化及び自然の資源」「経済の持続可能性」「社会の持続可能性」「環境の持続可能性」「健康、安全、安心」など、9の基準に則って審査を行った。選ばれた地域は、UNWTOの「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」ロゴを使用できるほか、選ばれた地域間で知見や経験を共有するためのネットワークに加入することができる。また、北海道の美瑛町は、選出には至らなかったものの、UNWTOとパートナーから支援を受け、評価過程で十分ではないとされた要素を改善するアップグレードプログラムに参加できる20地域に選ばれた。

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