インバウンドニュース
インバウンド回復と国内需要高まりを受けベジタリアン・ヴィ―ガン対応の「食の多様性対応マップ」作成
2022.04.26
台東区が、これから徐々に回復が見込まれる外国人観光客や、国内需要が高まりつつあるベジタリアン・ヴィーガン向けに「食の多様性対応マップ(デジタル版)」を作成し発信を開始した。
マップには、台東区内のハラール・ベジタリアン・ヴィーガンに対応する店舗を掲載している。ムスリム(イスラム教徒)など、多様な宗教や文化的背景を持つ旅行者が、食の面でも満足し、安心して観光を楽しんでもらうことが狙いだ。飲食店だけでなく、礼拝堂やモスク、お土産店や観光情報なども掲載されている。
マップに載っているのはハラール認証取得飲食店が9店舗、ベジタリアン・ヴィーガンメニュー対応飲食店が17店舗。「上野及び谷中エリア」と「浅草エリア」の2つのエリアに分かれている。認証レベルの段階や、ベジタリアン・ヴィーガン対応レベルが色やデザインの違うアイコンで各店舗に表示され、一目でわかるように工夫されている。また、クレジットカードが使えるか、そしてwi-fii環境の有無も表示されている。
台東区ではこのマップ発信で、インバウンド回復期の消費誘導と旅行客の満足度を向上させ、SDGsの目標達成を目指すとしている。
また、台東区では食の多様性に関する認証を取得する台東区内の飲食店等に対して、認証取得費用の一部を助成する「台東区食の多様性に関する認証取得助成事業」を実施している。
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