データインバウンド
2018年上半期のインバウンド消費額2.2兆円、前年同期比9.3%増に
2018.07.26
刈部 けい子観光庁の訪日外国人動向調査の結果によると、今年上半期(1-6月)の旅行消費額の累計は、2兆2354億円となった。前年同期と比べると9.3%の増加となる。訪日外国人旅行者数が前年同期より15.6%増加しており、特に中国、韓国などの訪日外国人旅行消費額が前年同期に比べて増加したため、全体を押し上げた。
なお、観光庁は今年よりクルーズ客の消費動向の調査も開始、2018年上半期の2兆2354億円のうち、512億円はクルーズ客による旅行消費額となっている。
また、国籍・地域別の訪日外国人旅行消費額では、中国が8,011億円と最も大きい。次いで、台湾2,997億円、韓国2,778億円、香港1,638億円、 米国1,393億円の順となっており、これら上位5か国・地域で全体の75%を占める。
一方、今年4-6月期の訪日外国人1人当たりの旅行支出は144,082円で、前年同期と比べると3.5%の減少となった。最も支出が大きかったのはオーストラリアで、次いでスペイン、英国、中国、イタリア。特にオーストラリアは伸び率でも前年同期比24.4%増と最も大きい。
日本から距離のある欧州や豪州からの訪日客は滞在日数が2週間前後と長いため、宿泊費が4~5割を占め、中でもオーストラリアは106,918円と最も高かった。買い物代は中国が109,120円で最も高かった。
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