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2018年国際会議開催件数、日本は世界7位、アジア・太平洋地域1位

2019.06.13

刈部 けい子

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ICCA(国際会議協会)が2018年の世界の国際会議開催件数を発表した。ランキングは国別と都市別に分かれており、日本は7位、東京は13位に入った。

2018年に世界で開催された国際会議の総数は1万2937件で、前年より379件増加し、過去最高を更新している。2018年10月に創立55周年を迎えたICCAによると、1963年から2013年の間、開催件数は10年ごとに倍増していた。2013年以降はそれまでの急激な増加と比べると緩やかにはなったが、堅調に伸びており、2018年も例外ではないという。

アメリカ不動の1位

国別ランキングでは、アメリカが20年以上首位の座を守り続けている。ドイツが2位を維持したが、2017年に3位だったイギリスは5位に後退。代わりにスペインが3位に浮上した。日本は2017年より78件増加したが、順位は変わらず世界7位。アジア・太平洋地域でも引き続き1位となった。

2018国際会議開催国ランキング

都市別ではパリが首位に返り咲く

都市別ランキングでは、2016年に1位だったパリが、2位のウィーンに40件の差をつけて、首位に返り咲いた。2017年はパリとウィーンが2位を分け合っていた。2017年1位のバルセロナは4位に後退。ライバル都市のマドリードが2015年以来のトップ5入りで3位につけた。ベルリンは前年の4位から5位に後退した。

大きな動きを見せた都市はバンコクで、前年の17位から10位に躍進、前年10位だったソウルは15位に後退した。東京は22件増えて、前年の18位から上昇し、アムステルダムと13位を分け合った。モントリオールとローマが20位以下の圏外に落ち、ブリュッセルと台北が初めてトップ20入りしている。

2018国際会議開催都市ランキング

なお、ICCA統計の国際会議の基準は少なくとも3カ国以上での会議持ち回り、50名以上の参加者、定期的開催等、厳しいものとなっているが、世界全体の国際会議開催状況を把握する統計として注目されている。

*ICCAInternational Congress and Convention Association本部がアムステルダムにある非営利の業界団体で、国際会議の開催状況を収集・発信している。世界約100カ国、 1100の業界団体が所属している。

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