データインバウンド
【訪日外国人数】2020年の訪日客数は87.1%減の411万5900人、目標の10分の1 22年前に逆戻り
2021.01.21
日本政府観光局(JNTO)が発表した2020年12月の訪日外国人数は、前年同月比 97.7%減の 5万8700人だった。これで15カ月連続で前年同月を下回ることになった。
また、2020年に訪日した外国人数は前年比87.1%減の411万5900人となった。

ベトナムは技能実習生の訪日多く
ビジネス往来が再開し、訪日客数も8月以降は微増を続け、11月は5万人台になったが、12月の訪日外国人数は実数では11月からほぼ変わらなかった。
12月の国別訪日数としては、中国、ベトナムが共に1万人台で多いが、ベトナムからは技能実習生として入国した人も多い。そのため、前年同月比も5割弱減に止まっている。他の国や地域では減少率が99%台のところがほとんどのため、その差が目立つ。
なお、10月1日から再開したビジネス上必要な人材などの新規入国だが、12月28日以降はすべての国・地域からの新規入国を一時停止、2021年1月14日以降は、ビジネストラック、レジデンストラックの運用も停止している。

年間訪日客数は1998年レベルに逆戻り
2020年を1年間通して見ると、2019年末から減少傾向にあった訪日客数は新型コロナウイルス感染症の爆発的な拡大で2月以降激減、4月以降は連続して99%近い減少が続いた。年間の訪日客数411万5900人は、1998年以来の少なさだった。一方で出国した日本人数も前年比84.2%減の317万4200人で、こちらは1977年以来の少なさだった。
国・地域別では多い順に中国、台湾、韓国、香港、タイ、アメリカとなり、順位的にはアメリカとタイが入れ替わっただけだったが、総数的にはどこも前年の10〜15%に過ぎなかった。
訪日客数に関しては2020年に4000万人が政府の目標だったが、パンデミックという予想外の出来事で目標の10分の1になった。これについて蒲生篤実観光庁長官は会見で、1998年の410万6057人と同水準となり、新型コロナウイルスの感染拡大で20年余りの訪日客増加に向けた政策効果が吹き飛んだ点を指摘、「感染症対策のためであり、やむを得ない面もあるが、非常に残念に思っている」と話した。
最新のデータインバウンド
-

2026年1〜3月の世界観光客数は3.07億人、前年比2%増も中東情勢で3月の成長急減速 ーUN Tourism (2026.06.12)
-

自治体・DMOが次に狙う訪日市場はシンガポール、高付加価値化を重視へ ーじゃらんリサーチセンター調査 (2026.06.10)
-

日本が世界9位で初のトップ10入り 2024年国際観光客到着数ランキング ーUN Tourism (2026.06.09)
-

ICCA国際会議ランキング2025、日本は世界6位 アジア首位を4年連続維持 (2026.06.04)
-

若年層は意識、高齢層は実践 サステナブル旅行に広がる世代差 ー2026年Booking.com調査 (2026.06.03)
-

2026年3月訪日宿泊4%減の1428万人泊 三大都市圏減少も鳥取・茨城など地方伸長 (2026.06.01)
-

2026年4月訪日客数5.5%減の369万人、イースター期ずれで欧豪減少も韓国・台湾は好調。累計1400万人突破 (2026.05.21)
-

食・文化体験の人気拡大、アドベンチャートラベル市場は利益率重視の成熟局面へ ATTA2026レポート (2026.05.14)
-

2026年2月訪日宿泊2%増の1404万人泊 台湾・韓国伸長、東アジア需要増で地方分散強まる (2026.05.01)

