データインバウンド
世界の入国規制状況は? 5/30時点で規制なし169カ国·地域、アメリカ、ブラジルで規制撤廃
2023.05.31
やまとごころ編集部UNWTO(国連世界観光機関)とIATA(国際航空運送協会)が共同で開発したデスティネーション・トラッカーでは入国規制を撤廃した国の数を発表している。
5月30日に公開された最新のデータでは、まったくの規制なしで入国できるのは169カ国·地域となった。前回5月11日の時点では157カ国·地域だったので、約3週間で12カ国·地域が規制を撤廃したことになる。
新規規制撤廃の12カ国·地域の内訳は以下の通り
北中南米 3: ブラジル、チリ、アメリカ
アジア太平洋 6: バングラデシュ、グアム、マーシャル諸島、北マリアナ諸島、ネパール、ソロモン諸島
アフリカ 3: ガーナ、ギニアビサウ、リベリア
▶︎世界の入国規制撤廃国
今回は撤廃が進んでいる北中南米の中でも長期間入国規制が残っていたアメリカ(米国)が5月11日、チリが5月12日、ブラジルが5月21日に撤廃し、完全開国となった。アジアではバングラデシュが5月25日、ネパールが5月28日に全ての規制を撤廃、グアムをはじめとする太平洋上の島々でも規制撤廃が進んだ。アフリカでもガーナが5月20日に規制を撤廃するなど、計3カ国が開国となった。
▶︎世界各地域の規制レベル

5月29日時点の世界の規制レベルは、なんらかの規制ありが5月11日の27%から21%に減少、まったくの規制なしが71%から76%に増えた。地域別では、欧州は規制なしが9割を超え、北中南米も8割、アフリカとアジア太平洋でも規制撤廃が進んだ。
【入国規制なしの169カ国·地域一覧 5月30日時点】
欧州 49:アルバニア、アンドラ、アルメニア、オーストリア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ベルギー、ボスニア·ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ジョージア、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、カザフスタン、キルギス、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、モナコ、モンテネグロ、オランダ、北マケドニア、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、モルドバ、ルーマニア、サンマリノ、セルビア、スロバキア、スロベニア、スウェーデン、スイス、タジキスタン、トルコ、イギリス、ウズベキスタン
北中南米 41:アングィラ、アンティグア·バーブーダ、アルゼンチン、バハマ、バルバドス、ベリーズ、バミューダ諸島、ボネール島、ブラジル、英領ヴァージン諸島、カナダ、ケイマン諸島、チリ、コスタリカ、キュラソー島、ドミニカ、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、フランス領ギアナ、グレナダ、グアドループ、グアテマラ、ハイチ、ホンジュラス、ジャマイカ、メキシコ、モントセラト、パナマ、パラグアイ、ペルー、セントルシア、セントクリストファー·ネービス、セントビンセントおよびグレナディーン諸島、スリナム、トリニダード·トバゴ、タークス·カイコス諸島、アメリカ、ウルグアイ、アメリカ領ヴァージン諸島、ベネズエラ
中東 9:バーレーン、エジプト、イラク、クウェート、レバノン、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦、イェメン
アジア太平洋 35:アフガニスタン、アメリカ領サモア、オーストラリア、バングラデシュ、ブータン、ブルネイ、カンボジア、クック諸島、フィジー、フランス領ポリネシア、グアム、香港、日本、韓国、ラオス、マカオ、マレーシア、マーシャル諸島、モンゴル、北マリアナ諸島、ネパール、ニューカレドニア、ニュージーランド、ニウエ、パプアニューギニア、サモア、シンガポール、ソロモン諸島、スリランカ、台湾、タイ、トンガ、ツバル、バヌアツ、ベトナム
アフリカ 35:アルジェリア、ベナン、ボツワナ、ブルンジ、カーボ·ベルデ、コンゴ、コートジボワール、赤道ギニア、エリトリア、エスワティニ、エチオピア、ガボン、ガンビア、ガーナ、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、レソト、リベリア、マダガスカル、マリ、モーリタニア、モロッコ、モザンビーク、ナミビア、レユニオン、ルワンダ、サントメ·プリンシペ、セネガル、シエラレオネ、ソマリア、スーダン、チュニジア、ウガンダ、ザンビア
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