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【宿泊統計】2023年6月の外国人延べ宿泊者数934万人泊、前月比60万人泊増。2019年並みに回復

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観光庁が発表した6月の宿泊統計(第2次速報)によると、外国人延べ宿泊者数は2019年同月比で2.6%減の934万人泊だった。日本人延べ宿泊者数は同0.7%減の3599万人泊となり、合計した延べ宿泊者数は同1.1%減の4533万人泊だった。外国人延べ宿泊者数は、5月から6月の1カ月間で60万人泊増加し、1000万人泊まであと一歩と迫った。

また、7月(第1次速報)の外国人延べ宿泊者数は、2019年同月比で1.6%減の1063万人泊、日本人延べ宿泊者数は同2.9%増の3599万人泊、合計した全体の延べ宿泊者数は同2.0%増の5282万人泊の見込みとなった。

 

東京は2019年同月比5割増と突出、市場別では台湾と米国が韓国を抜く

都道府県別の外国人延べ宿泊者数では、東京都が367万1020人泊(2019年同月比51.7%増)で1位。次いで大阪府(154万2410人泊、同1.9減)、京都府(97万5890人泊、同1.0%減)、北海道(46万4340人泊、同28.5%減)、福岡県(42万3400人泊、同7.3%増)と続き、トップ5の顔ぶれは5月と全く同じだった。2019年の水準を超えたのはトップ10のなかでは東京都と福岡県だけだった。日本人も含めた全体の延べ宿泊者数(都道府県別)は東京都が801万5280人泊(2019年同月比30.6%増)で1位。以下、大阪、北海道、京都、沖縄と続いた。

国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、1位が台湾(117万8050人泊)、2位が米国(105万9610万人泊)、3位が韓国(104万8410人泊)、4位中国(90万1260人泊)、5位香港(54万560人泊)となり、この上位5カ国・地域で全体の62.6%を占める。1位だった韓国を、台湾と米国が抜いた。2019年同月比でみても、米国は53.8%増とコロナ前を大幅に上回る結果となった。ほかにもカナダで76.9%増、フィリピンで39.5%増、シンガポールで38.9%増と好調を示している。

▶︎国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数(2023年6月[第2次速報])

また、観光庁が8月10日に発表した主要旅行業者43社・グループの6月分の旅行取扱状況速報では、総取扱額は対2019年同月比71%の2838億3350万円となった。内訳をみると、海外旅行は同46.3%の747億3454万円、国内旅行は同88.4%の1937億7727万円、外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド向けの旅行取扱い)は同80.9%の153億2168万円だった。国内旅行と外国人旅行はともに、2019年比で8割まで回復しているが、海外旅行だけがまだ半数以下にとどまっている。

 

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