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【宿泊統計】2023年8月の外国人延べ宿泊者数1010万人泊、2019年同月比6.4%増

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観光庁が発表した8月の宿泊統計(第2次速報)によると、外国人延べ宿泊者数は2019年同月比で6.4%増の1010万人泊だった。また、日本人延べ宿泊者数は同5.2%減の5093万人泊となり、合計した延べ宿泊者数は同3.5%減の6102万人泊だった

外国人延べ宿泊者数は、7月から70万人泊減少したものの、2カ月連続で1000万人泊を突破した。2019年同月比では7月の0.1%増から5.3ポイント増となった。

また、9月(第1次速報)の外国人延べ宿泊者数は、2019年同月比で15.4%増の953万人泊、日本人延べ宿泊者数は同0.6%増の4074万人泊、合計した全体の延べ宿泊者数は同3.1%増の5028万人泊の見込みとなった。

 

都道府県別トップ10不動、東京人気変わらず。国別では中国が1

都道府県別の外国人延べ宿泊者数では、東京都が375万5730人泊(2019年同月比56.6%増)で1位。次いで大阪府(170万4020人泊、同12.0%増)、京都府(104万1810人泊、同0.5%増)、北海道(61万6810人泊、同4.6%減)、沖縄県(46万4070人泊、同41.0%減)と続いた。トップ10の順位は7月と全く同じだった。2019年の水準を超えたのはトップ10のなかでは東京、大阪、京都、福岡、広島の5都府県で、東京は伸び率でも47都道府県のトップだった。

日本人も含めた全体の延べ宿泊者数(都道府県別)は東京都が886万9420人泊(2019年同月比25.5%増)で1位。以下、大阪、北海道、沖縄、千葉と続いた。

国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、1位が中国(156万8510人泊)、2位が台湾(116万2180人泊)、3位が韓国(112万1470人泊)、4位が米国(71万8280万人泊)、5位香港(63万780人泊)となり、この上位5カ国・地域で全体の65%を占める。

中国は2019年同月比でみると50.5%減とトップ20のなかで最も伸び率が低いが、宿泊者数では1位となっており、今後訪日客数の回復が進めば、さらに増加するだろう。2019年同月比では、カナダで101.5%増、韓国98.0%増、マレーシア67.6%増、フィリピン58.5%増、米国46.1%と北米と東南アジアが好調を示している。

▶︎国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数(2023年8月[第2次速報])

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また、観光庁が10月13日に発表した主要旅行業者43社・グループの8月分の旅行取扱状況速報では、総取扱額は対2019年同月比65.8%の3178億4354万円となった。

内訳をみると、海外旅行は同56%の1118億8288万円、国内旅行は同73%の1916億9210万円、外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド向けの旅行取扱い)は同79%の142億6854万円だった。国内旅行と外国人旅行はともに、2019年比で7~8割まで回復しているが、海外旅行だけが約5割にとどまっている。

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