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「AISOメディア歓迎会」が開催

2011.07.21

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7月12日、ハートンホテル東品川にて「AISOメディア歓迎会」が開催

 

NPO法人アジアインバウンド観光振興会(AISO)が主催し、メディアファムトリップを通し、日本の現状を伝えるため、東南アジアの8カ国から約30人のメディアを招待した。

メディアツアーは7月11日から16日の6日間、東京近郊を訪問し、日本の安全の実態を見てもらい、自国に帰ってから現状レポートをしてもらうのが目的。東京ディズニーランド、浅草寺、立川防災館、秋葉原視察、山梨ワイナリー、箱根、伊豆半島など、数々の場所が旅程に組み込まれた。

この「AISOメディア歓迎会」は2日目の7月12日、ハートンホテル東品川にて19時にスタートし、AISO理事長王一仁氏の挨拶に始まり、東京都、山梨県、伊豆半島の代表者からそれぞれの地域の観光状況について説明があった。

続いて、タイ、香港、中国、台湾、シンガポール、インドネシア、マレーシア、オーストラリアからのメディアゲストの紹介と共に各地域の雑誌や新聞の紹介。

中国で一番大きいメディアである中国新聞社(China News Agency)、香港で二番目に大きい中国語の新聞「星島日報」、タイの情報誌「DACO」、シンガポールプレスホールディング (SPH)、ストレーツタイムズ (The Straits Times)、ビジネスインドネシア (Business Indonesia)、ジャカルタポスト (Jakarta Post)、オーストラリアAP通信(Australia Associated Press) など各メディアのフォトグラファーやライターがスピーチを披露。

中国新聞社の方の言葉「Rediscover Japan!」が心強く会場内に響き、参加者の共感を生んだ。みんなで日本の「美しさ、伝統、神秘的な魅力をすべて再発見しよう」という今回のツアーの意気込みを感じさせる。

会場に飾られた、天井にとどく大きな招き猫と達磨、さらに日光江戸村から忍者が登場し、来日された方々への歓迎の意を表していた。また参加者同士の活発な情報交換など、終了間際まで会場は盛り上がりをみせた。

海外メディアに日本の印象について聞いた。

「日本は伝統文化がとても強く、現代ファッションや流行などにも注目が集まり、香港に大きい影響を与えていますが、なんといっても、香港の観光客の日本に来る理由ナンバーワンは食べ物だ」という香港のメディア。

シンガポールとオーストラリアのメディアの方々はまだ少し警戒心があり、日本滞在中は水道水を避けたり、野菜の産地に気を使ったりしている。

全体的に訪日旅行に対する心配は一切なく、来日してからも日本の印象はあまり変わらなかったという意見も多かった。

帰国後、メデイァによって日本の生の情報が伝えられ、風評被害で訪日観光が激減している状況が打開につながるように期待する。

 

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