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中国からの青年代表団400名が来日し、東北を訪ねる

2012.07.27

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出典:やまとごころ.jp

日中国交正常化40周年の記念事業の一環として、中国から青年代表団の第1陣、400名が7月25日から8日間の日程で来日した。青森や秋田など、各グループそれぞれに東北を訪ねる日程になっている。7月1日の東北マルチビザがスタートし、東北地方の良さを知ってもらう狙いがあるようだ。

5つのグループに分かれ、そのうちの1つ、教育・観光をテーマにした30名のグループは、27日の午前、八重洲富士屋ホテルで旅行関連の担当者と意見交換会をした。

全員が初めての来日ということもあり、日本への着眼点も多岐に渡る。リーダーシップ論、アニメ、経営、教育といった側面からの意見交換もあった。さらに中国側からは、「菊と刀」についてどう思う? 一般の日本人は中国についてどういったイメージなのか? パチンコや深夜まで働く日本人の姿など、来日して目にした光景についての疑問も。時間を延長して活発な質問が飛び交った。

現在、日中の交流人口は約450万人で、内訳としては日本人の渡航が約350万人で中国からの訪日が約100万人。これをいかに増やしていくか、そのためには相互理解が必要だ。今後、交流人口の日中間のバランスが、中国が逆転する可能性は高いものの、日本からのアピールが足りないと参加者たち。ファッションに興味を持つ安徽省でアナウンサーをしている呉婷さんは、若い普通の日本人のファッション性がこれほど高いとは思わなかったという。また日本の生活の利便性など、普通の暮らしにも魅力があると、団長の周密さん。
マスコミ等による政治的な報道ではなく、庶民の視点による交流が盛んになることで、両国の平和と発展につながることを確認しあい終了。一路、仙台へと向かった。

 

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