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ジャパンショッピングツーリズム協会の設立でインバウンドの起爆剤に!

2013.09.05

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出典:やまとごころ.jp

一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会が9月3日に設立され、発表会では、鶴保庸介国土交通副大臣が祝辞を述べ、久保成人観光庁長官、日本政府観光局(JNTO)の松山良一理事長、東京商工会議所の橋本昌道理事・事務局長などが駆けつけた。またメディア関係も34社が集まり、その期待の高さをうかがえる。

ビジットジャパン・プラスの流れを受け、ショッピングと観光の融合を目指し、官から民へという動きを加速させる。外国人観光客にとって日本で体験したいことの1位はショッピング、次いでグルメがあがる。彼らのニーズを拾うことが、訪日観光の満足度を高めることになる。

代表理事はJTB代表取締役社長の田川博己氏、専務理事・事務局長は三越伊勢丹出身の新津研一氏が就任。理事には、ジェイティービー(JTB)、ジェーシービー(JCB)、エヌ・ティ・ティ・データ(NTTデータ)、ダイヤモンド・ビッグ、やまとごころ、J&J事業創造、USPジャパンと異業種の座組となっている。会員企業には、三越伊勢丹ホールディングスやグローバルブルージャパンが参画し、今後は広く募集する。オール・ジャパン体制として、「ショッピングと言えば日本」と思い出されるような世界一のショッピングデスティネーションを目指す。

同社団では、ショッピングを軸とした訪日観光プロモーションを実施する「PR事業」と、インバウンドノウハウを蓄積するプラットフォームを構築する「事業者支援」との、二つを軸として運営していく。2013年12月~2014年2月にジャパン・ショッピング・フェスティバルを東京と関西を中心に開催する。

日本の持っているショッピングの潜在的価値、例えば福袋や100円ショップ、セレクトショップなどを情報発信していくことが不足していた。さらに、受入側の訪日旅行客への理解など、人材面でのボトムアップも必要だ。今後、ジャパンショッピングツーリズム協会が中心になって、日本のショッピングの魅力を高めていきそうだ。

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