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外国人旅行者が嬉しいカード決済、モバイル端末でより便利に

2014.11.04

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出典:やまとごころjp

10月30日(木)に東京商工会議所のICT推進委員会の主催でセミナーが開催され、「モバイル端末によるクレジットカード決済への対応」というタイトルでsquare株式会社の清水一浩氏が講演。

外国人が日本のショッピングで困るのが、クレジットカードを使えない店が多いこと。そこで潜在需要を逃していると、square株式会社のアンケート調査がある。
18%がカードを使えないという理由で特定の店を敬遠している。

そもそも、レジまわりに専用ターミナルが必要など、導入の初期投資がかかり、小さい個店は遠慮しがちだ。

清水氏によると、店舗は集客に苦労していて、そのため新規顧客獲得のため広告を打つのだが、買いたいと考えている潜在客を逃していると指摘。

square株式会社はスマートフォンアプリを使い、外付けのカードリーダーを使った仕組みを提案した。
実際、全国に導入されているが、決済の多い地域は、1位:東京の港区、2位:北海道虻田町(ニセコ)、3位:新宿区、4位:渋谷区、そして5位;長野県安曇郡(白馬)という結果。
特に東京以外の2位と5位では、利用の90%以上が外国人利用だったのだ。つまり外国人は、それだけクレジットカードの利用頻度が高い。

Squareのカード決済の仕組みは、3つの特徴がある。
1つは、個人事業主でも対応可能で、最短で当日から利用できる。
2つ目は、カード決済なのに最短翌営業日に入金され、現金のように扱える。
3つ目は、決済手数料は3.25%で、その他の手数料がかからない。

外国人のクレジットカードの利用環境の向上にひと役かいそうだ。
今後は決済の仕組みに向けた連携が活発化するだろう。

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