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インバウンド向けのお店が揃う、裏参道ガーデンが3月2日にオープン

2016.03.08

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出典:やまとごころ.jp

表参道ヒルズの裏手にある住宅街の一角に、昭和 40 年代の古民家をリノベーションした新しいスタイルの商業施設が、3月2日にオープンした。

1、2 階ともに、横丁スタイルを採用し、各テナントの専有スペースは最小に、共有スペースを贅沢に設けることにより、テナント間の相乗効果を高める空間デザインを目指したという。訪日観光客をターゲットにしている。

1階は、創業明治2年の老舗茶屋「宇治園」のインバウンド仕様のスペシャルストアだ。抹茶立ての体験ができ、略式ながら簡単な作法も学べる。

中目黒の喫茶の名店「カフェファソン」は、日本伝統のネルドリップで淹れるコーヒーショップだ。日本の焼き物をカップに採用し、カフェラテは渋い抹茶茶碗で飲む。

さらに2階には、オリジナルの文房具が作れる「カキモリ」のインバウンド向けストアがある。日本の文房具は海外で人気だが、ここでは、自分だけのオリジナルなノートが作れる。万年筆のインクもカラーがオリジナルだ。すでに台湾人で人気となり、蔵前の本店に訪ねて来るそうだ。その第2号店として、ここに出店した。

また、自分だけのオリジナルのお香がつくれる「Juttoku」も出店した。すでに百貨店でも販売していて、今回は初の直営店になる。淡路島の職人さんに制作をお願いしているその御香は、リラックス効果が抜群だ。外国人旅行者にも、その価値を知ってもらいたいと代表の井口麻衣さん。

和酒(日本酒、ウィスキー、焼酎、ワイン)などを中心としたメイドインジャパン商品のプロモーションスペース「蔵がろう -Kura Museum」も、今後の品揃えが楽しみだ。お酒は世界に誇るキラーコンテンツ。外国人に知ってもらえるチャンスになる。

昨年末まで、この近所には、外国人に大人気の表参道コーヒーがあった。ここも古民家を改装したつくりで、路地裏にあった。お店の魅力があれば、口コミで外国人観光客はやってくるだろう。

 

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