インバウンドニュース

★2017年に訪日中国人が最も検索したワードは…?!

2017.12.27

印刷用ページを表示する


中国最大のインターネット検索サービス「百度(バイドゥ)」は26日、訪日中国人を中心とした同検索サービスユーザーが日本で検索したデータをもとに、検索動向ランキングを発表した。

同ランキングでは様々なカテゴリーに分けて検索動向を発表している。まず都市別の検索ランキングでは、ここ数年人気上位のワードだった「北海道」がトップ5から陥落。これは、人気が落ちたというわけではなく、北海道の中でも具体的な訪問先が検索の中心になっていることが背景にあると見られている。温泉ランキングでは「洞爺湖温泉」をはじめとした北海道の温泉がトップ3を独占していることからも、訪日客の知識が充実し、検索ワードがより具体的なスモールワードになりつつあることがわかる。

観光地・名所ランキングでは、神奈川県の江ノ島が2位に急浮上。これは、漫画『スラムダンク』の舞台であることが影響している。観光地も単に地域の魅力を伝えるのではなく、「日本産カルチャーコンテンツの影響をいかに最大化するか」が誘客のカギとなることを示唆している。

日本食ランキングでは、日本酒が初のトップ5ランクインで首位を飾った。今年は人気の日本酒「獺祭」の価格高騰も話題になったが、中国でも日本酒の人気が高まっているようだ。

カテゴリー別のランキング詳細は以下のとおり。

都道府県検索ランキング温泉検索ランキング
 2016年2017年 2017年
1位大阪府大阪府1位定山渓温泉(北海道)
2位東京都東京都2位洞爺湖温泉(北海道)
3位北海道京都府3位登別温泉(北海道)
4位沖縄県沖縄県4位白浜温泉(和歌山県)
5位京都府奈良県5位川湯温泉(和歌山県)

 

観光地・名所検索ランキング日本食検索ランキング
 2016年2017年 2016年2017年
1位富士山富士山1位サーモン日本酒
2位清水寺江ノ島2位あんこうサーモン
3位東京タワー浅草寺3位クレープ味噌汁
4位忍野八海お台場4位うな重おでん
5位金閣寺海遊館5位ほたてお好み焼き

(やまとごころ編集部)

関連インバウンドニュース