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★2018年夏の国際便、成田・関空は過去最多、LCC増加が後押し。 中部は減少

2018.03.28

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成田空港・関西国際空港・中部国際空港は、2018年夏ダイヤにおける便数を発表した。成田・関空の国際線は過去最多の便数となった。

成田空港の国際便は週1,663便で、昨年夏より3%、51便多い。LCCが全体の19.1%を占め、LCCの比率は昨年夏ダイヤより2.5%増加した。方面別ではグアム・欧州の一部を除いて全方面で増加した。アジア・中東方面が9%、34便増加したのが特に大きく影響している。

関西国際空港の国際便は週1,219便で、昨年夏より7%、50便多い。LCCの比率は38.7%で、昨年夏より1.8%増加した。方面別では中国が1便減・グアム便が8便減った以外はすべての方面で増加した。

関西国際空港は、従来からLCCを利用した訪日外国人観光客が多く利用していたが、ますます盛んになる流れを受け新たな免税店が4月1日に3店舗オープンする。(「ANA ARRIVAL DUTY FREE SHOP」)

新たな免税店は国際線到着エリアに開業する。免税品の購入はこれまでは出国時のみ可能だったが、日本入国時にも可能となる。

訪日外国人観光客向けに、関西国際空港の国際線到着エリアに新しく免税店が開業

一方、中部国際空港の国際便は昨年より減少した。中部発着の国際便は週329便で、昨年夏より9%・26便少ない。LCCは全体の15.2%で昨夏と比べ2.5%減った。中国便が19便減ったことが大きく響いた。欧州・東南アジア便は微増した。

(やまとごころ編集部)

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