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★4月百貨店売上、インバウンド消費が牽引。大丸心斎橋店は17.3%増で、関西で引き続き好調

2018.05.07

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5月1日、百貨店大手各社が2018年4月の売上速報を発表した。高島屋の売上は対前年同月比2.9%増、大丸松坂屋百貨店は5.4%増、阪急阪神百貨店は6.0%増、三越伊勢丹は1.8%増など、おおむね好調だった。高額品を中心とした免税品売上のほか、夏物衣料が早く動き始め売上に貢献した。

免税売上は、引き続き大阪を中心に好調だ。

阪急本店ではリピーターが多い化粧品が好調のほか、高額ジュエリーや時計も外国人観光客に人気だった。ファッションアイテムの免税売上も増加している。阪急本店のインバウンド売上は前年比で約6割増だった。

あべのハルカスの免税売上は前年の約4倍に増加した。国内客の消費も好調で、ラグジュアリーブランド・時計などの高額品以外に、Tシャツ・ブラウス・帽子・サングラスなどの夏物衣料が気温上昇と共に売れた。

大丸松坂屋百貨店は発表した17店舗中10店舗が前年の売上を上回った。特に多くの外国人観光客が訪れる心斎橋店では17.3%増と大幅な伸びを見せたほか、京都店で6.9%増、梅田店で4・1%増と、関西圏を中心に好調だった。

高島屋の売り上げも、大阪店で9.8%増、京都店で7.8%増であり、関西圏で好調で、高島屋全体の免税売上は前年より23.7%増加した。また、三越伊勢丹では、全国的に免税売上は好調で、訪日客に人気のある高級ブランドや化粧品の客数の伸びが目立った。

(やまとごころ編集部)

 

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