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★2018年4月全国百貨店売上高 インバウンド売上316億円で過去最高を更新

2018.05.25

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全国百貨店協会は23日、4月の全国百貨店売上高を発表した。それによると、売上高総額は約4,565億円で前年同月比0.7%増となり、2ヶ月連続で前年を上回った

地区別では、インバウンドと富裕層消費の影響が大きい6都市(札幌、東京、名古屋、京都、大阪、福岡)を中心に前年を上回っているが、地方は3.6%減(12ヶ月連続マイナス)となり苦戦が続いている。商品別では、化粧品(17%増)、美術・宝飾・貴金属(6.6%増)を含む雑貨が好調で、売上構成比も全体の2割を超えた。

インバウンドによる売上高は前年同月比142.9%の約316億円で、前月に続き過去最高額を更新した。気温上昇により春夏物やUV対策商品などの商材が好調だったことが全体を牽引した要因として挙げられている。なお、インバウンドの1人当たり購買単価は3.6%増の約68,000円で、訪日客に人気のあった商品は化粧品、ハイエンドブランド、食品など。免税手続きカウンターの国別来店者数は、中国、韓国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシアの順で多かった。

(やまとごころ編集部)

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