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★群馬県、2020年DCに向け「観光県ぐんま」推進

2018.05.31

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群馬県では、観光関係団体からの要望を受け、観光関連の事業者が連携して行う国内最大規模の観光キャンペーン「ディスティネーションキャンペーン(以下DC)」を2020年春に開催する。群馬での開催は2011年以来9年ぶり、春期では39年ぶりとなる。これに伴い、同県ではインバウンドを含めた観光客誘致への取り組みを進めている。

その一環として、同県がすでに実施している農泊の推進を今年度よりさらに強化する。既存のグリーンツーリズム推進事業を活用し、インストラクターなどの人材育成を進めると共に、DCでも農泊を主要観光のひとつとしてPRするほか、農家の所得向上にもつなげたい考えだ。

また群馬県は日本三名泉のひとつ、草津温泉をはじめとした数多くの温泉地を有する「温泉大国」とし知られており、観光客誘客に向けた態勢強化が急務となる。そのため、現在課題となっている温泉地の人手不足解消に向け、人材育成・確保、就労支援を行う動きが活発化。具体的には、旅館やホテルなどで働く同業者同士の交流会を開催したり、旅館で働く女性を支援するための夜間託児所を運営するなど、新たな取り組みが目立つ。さらに、台湾の大学生をインターンとして受け入れる準備も進めているという。

「東京から1時間でアクセスできる観光地」として、さまざまな角度から知名度向上・イメージアップを図る群馬県。DCに照準を合わせて「観光県ぐんま」を世界に発信していく構想だ。

(やまとごころ編集部)

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