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★関西エアポート、インバウンド好調で純利益67%増 新規就航や免税売上が後押し

2018.06.11

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関西エアポート株式会社は7日、2017年度末の連結決算(2017年4月〜2018年3月)を発表した。それによると、航空需要が堅調に推移し、営業収益は前年比15%増の2064億円、純利益は67%増の283億円となった。

増収増益の背景には好調なインバウンド需要があり、関西国際空港と大阪国際(伊丹)空港の総発着回数は、過去最高の32万7000回を記録。これにより着陸料や空港施設利用料が増えた。また、関西国際空港の国際線旅客数は14%増の2190万人で過去最高となった。国際旅客数のうち外国人旅客が1501万人と7割弱を占める。インバウンドでは主に韓国と中国が牽引したほか、香港・マカオや東南アジアも好調だった。また、新規路線や新規就航も増収を後押しした。

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出典:関西エアポート・プレスリリース

非航空系の収入も好調で、免税や物販などの直営事業収入を中心に19%増加し、過去最高の1190億円を記録。収入全体の58%を占めた。中でも免税収入は49%増と大幅に伸長し、国籍別では客単価の高い中国人観光客が全体の63%と大きな割合を占めた。

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出典:関西エアポート・プレスリリース

(やまとごころ編集部)

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