沖縄県の大手旅行会社、沖縄ツーリスト株式会社のレンタカー部門「OTSレンタカー」は４日、訪日客に向けた定額ETCカードの貸し出しサービスを開始した。利便性の向上と、インターチェンジでの混雑緩和に向けた取り組みとなる。

沖縄県の発表によると、同県における2017年度の訪日客数は前年比26.4%増の269万2000人となった。インバウンド誘客において右肩上がりで成長を続ける一方で、沖縄自動車道のインターチェンジではETCレーンより一般レーンの利用者が多く、混雑を引き起こしている。
多くの訪日客はETCカードを保有していないため、同社では３年前より1000枚を所有して貸出しサービスを行っていたが、カード返却時の清算作業に手間取っていた。そのため今月より、５日間（120時間）で3000円の定額性に切り替えることで、従業員と利用者双方にとっての負担を減らし、カード返却時の作業をスムーズにする考えだ。

定額ETCカード貸し出しサービスは沖縄県内限定で、利用者はレンタカー予約時に申し込むことができる。

（やまとごころ編集部）