インバウンドニュース
★南あわじ市、訪日客へのおもてなし強化に向けてタブレットを観光施設に無償提供
2018.06.13
兵庫県南あわじ市は、同市を訪れる訪日外国人観光客へのサービス向上を目的に、NIPPON Tablet 株式会社 (以下、ニッポンタブレット) と包括連携協定を締結した。これにより、南あわじ市では、ニッポンタブレットより無償貸与されるタブレットを市内の観光施設やホテルに順次配置する。タブレットに搭載されている翻訳機能やQRコード決済機能を活用する事でインバウンド観光客へのサービスを向上させる予定だ。なお、翻訳機能は、英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語・タイ語・ベトナム語の7か国語に対応している。
また、市内の商店にもタブレットを無償貸与する予定にしており、最終的には計200台程度のタブレットを同市内の行政施設や商店に貸し出す予定と述べている。外国人観光客からキャッシュレス決済の要望が多かったことを踏まえ、南あわじ市は「淡路島内の他の自治体 (洲本市、淡路市) にも働きかけ、淡路島全体を『キャッシュレスの島』として外国人観光客にアピールしていきたい」と将来像を描いている。
南あわじ市は神戸から約60分、大阪から約90分、徳島から約40分と交通アクセスが良く、「うず潮」などを目的とした外国人観光客が増加傾向にあった。
さらに、2017年には関西国際空港と淡路島を30分で結ぶ高速船航路が再開され、更なる人数増加が予想されている。
なお、日本タブレットは5月に、徳島県鳴門市とも同様の協定を結んでいる。
(やまとごころ編集部)
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