インバウンドニュース
★世界が注目するムスリム市場 成長見込まれるハラール対応の店舗も続々参入
2018.06.26
世界に約16億人、全世界の人口の4分の1を占めているとされるイスラム教の信者であるムスリム。その市場は世界的にも注目のマーケットで、2026年には 3,000億米ドル(約33兆6,000億円)にまで成長するとみられている。
なかでも、ムスリム訪日客は年々増加傾向にあり、2004年には15万人だったが、2016年には70万人まで増加。今後は、2018年に100万人、2020年には140万人に達するとみられており、イスラム教の制約に従ったハラル食品の市場規模も年々大きくなっている。2012年には479億円の市場規模だったものが、2016年には806億円まで成長。2020年には市場規模は1,148億円に到達すると見込まれている。
増加するムスリム訪日客向けのハラル食品を扱う店舗も続々と登場している。
JR東京駅構内にあるお弁当セレクトショップ「膳まい」南通路店では、2種のハラール弁当を販売。列車に乗る前のムスリム客の好評を得ている。
また、JR東日本の駅構内にあるコンビニエンスストア「ニューデイズ」の東京、品川、上野など都内10カ所の店舗では、ハラール認証を取得したハラールバームクーヘンを発売している。
さらに、浅草の観音様の表参道、仲見世通りにあるせんべい・あられ・昔菓子の老舗である「評判堂」では、ハラール対応の東京おかきを発売。店頭の入り口に目立つPOPと共に置かれており、多くのムスリム客が購入していくという。
このほか、日本国内をはじめ、海外展開をしている板前寿司では、ハラール対応した寿司を提供する店舗を、6月22日上野にオープンさせるなど、動きが加速している。
(やまとごころ編集部)
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