インバウンドニュース
★アジアとのLCC直行便が高成長のカギ?! スカイスキャナー、2018年夏休み訪日旅行で人気急上昇の旅行先トップ5発表
2018.08.21
航空券やホテルなどの検索比較サイトを運営するスカイスキャナージャパン株式会社は、7月31日「2018年夏休み 訪日旅行(インバウンド)で人気急上昇の旅行先トップ5」を発表した。これは、7月15日~8月31日に出発する、海外発・日本着の航空券の予約状況を昨年と比較して算出したもの。
ランキングは以下の通り。
2018年夏休み 訪日旅行(インバウンド)で人気急上昇の旅行先トップ5
1位 宮城県 +267.2%
2位 岡山県 +218.1%
3位 広島県 +146.9%
4位 香川県 +144.2%
5位 北海道 +115.1%
※上記の数値は、昨年と比較した伸び率
1位は宮城県だった。仙台空港がLCCの誘致を強化する中、仙台ー台北(桃園)線を就航したため、台湾在住の利用者からの予約が昨年比4倍の伸びを示した。宮城県では、2020年までに訪日客50万人泊を目標に挙げ、台湾だけでなく韓国・中国・香港など東アジアを中心に誘客を図っている。東北各県と連携した情報発信をおこない、多言語案内表示や無料Wi-Fiの設置などにも取り組んでいる。
2位の岡山県は「岡山後楽園」や「岡山城」などの観光スポットの人気が訪日客の間で高まっている。スカイスキャナーでは、台湾在住の利用者からの予約が最多となっており、タイガーエア台湾が岡山ー台北(桃園)線を毎日運行を始めたことなどが、成長を後押ししたと見られている。
3位になった広島県は「原爆ドーム」と「厳島神社」という世界文化遺産を有している。広島は、香港在住の利用者による予約が最も多く、昨年同時期に比べて約2.4倍の伸びとなっている。4位の香川県も、広島同様、香港在住の利用者による予約が最多だった。高松空港に香港・台北・上海・ソウルとの定期便が運行されているため、四国観光の玄関口としての伸びを見せている。岡山県・広島県・香川県は瀬戸内海を囲む他4県とも連携を行い、瀬戸内ブランドの確立と広域観光の推進に取り組むことで、予約の伸び率にも貢献した模様。
5位の北海道は、インバウンド客にとって定番の旅行先となっており、特に、新千歳空港の予約が昨年比約2.2倍の伸びを見せている。韓国からの予約が最多だが、伸び率ではタイからの予約が大きく伸びている。今年4月から新千歳ーバンコクの定期便が就航したことが影響しているようだ。
(やまとごころ編集部)
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