インバウンドニュース
★外国人消費額単価は日本人の約2倍、宿泊客数は3年連続300万人を突破 —2017年京都観光総合調査
2018.08.09
京都市は2017年の「京都観光総合調査」の結果を発表した。それによると、観光消費額は対前年比3.7%増となる1兆1268億円、宿泊客数の実人数は1557万人(延べ人数は2444万人)となり、いずれも過去最高を記録した。2017年の観光消費額は京都市民77.5万人の年間消費支出に相当する。
外国人消費額は2632億円で、全体の観光消費額に占める外国人消費額の割合は23.4%となった。また、外国人消費額単価は日本人消費額単価の1.9倍にも上り、買物代、飲食費、入場料・拝観料が前年よりも大きく増加した。
外国人宿泊客数の実人数は10.8%増の353万人(延べ人数は721万人)で、過去最高を記録。3年連続で300万人を突破する結果となった。国・地域別実人数は、1位:中国、2位:台湾、3位:アメリカ、4位:韓国、5位:オーストラリアの順。無許可民泊施設での宿泊客数は含まれていないが、実人数で110万人と推計されている。
外国人観光客の満足度調査では、「大変満足」「満足」との回答が約9割に上った。高評価を得た項目には「街の清潔さ」「治安」「寺院・神社、名所・旧跡」「自然・風景」があった。「京都を選んだ理由」には「観光コンテンツに魅力を感じたから」が31.4%を占め、その中でも北米(53.7%)、欧州(49.4%)、オセアニア(44.1%)からの評価が高い。再来訪意向調査では、「京都にまた来たいか」との問いに、半数以上が「大変そう思う」と回答している。
(やまとごころ編集部)
関連インバウンドニュース
2024.07.16
持続可能な観光に向けた「CopenPay」コペンハーゲンで開始、旅行者の環境に配慮した行動で特典を付与
2024.06.18
オーバーツーリズム対策で富士山五合目ゲート設置、登山者1人2000円徴収
2024.05.21
欧米豪、富裕層の西日本・九州への誘致目指し、広域連携「西のゴールデンルート」アライアンス設立
2024.05.14
2025年訪れるべき「日本の感動地」を発見するジャパントラベルアワード、エントリー受付開始
2024.04.16
四国のレンタカー周遊を喚起するモデルコース「DRIVE SHIKOKU」開設、温泉・自然など6つのコースを紹介
2024.03.25
旅行業界初のNFTプロジェクト表彰イベント開催。日本航空、JTBグループなど5プロジェクトがグランプリ受賞
2024.03.18
白馬スキー場観光客数、過去20年最高の80万人が来場。インバウンド利用者数2019年比で141%に
2024.03.11
TikTokが海外クリエイターを九州・沖縄に招聘、観光地の魅力をショートムービーで若年層に訴求